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「月詠先輩」


デスクワークの最中だった。


「月詠先輩って付き合ってる人とかいるんですかィ?」

「──、おらぬ」


唐突に何を。

そう言い返す前に、可愛らしい彼の顔が笑った。


「なら──」
 
 
嫌い、甘い、好き

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