銀時、銀時。

もしわっちが花魁の身を捨てて。

何処か遠くにつれていって欲しいと請うたなら、その時は共でありんすか?


そんな夢を視たことを、わっちが朝になった時にはとうに覚えていない。

マヤカシ?本望?

そんなことを考えもせず、出来る筈もなく。


今日もきらびやかな着物に袖を通し、化粧をして座敷へ上がるのです。



2010/05/11

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