愛してるよ、

 
「なぁ、銀時」

「ん?」

「愛してる」

「………」

「?反応なしか」

「…いや、おめーがそんなこと言うのにフツーに驚いた」

「すまぬ」

「謝んなよ。俺も


月詠は続きを言いかけた銀時の口を、己の唇で塞いだ。


「ぬしからは、要りんせん」


何処か可笑しい。

そう疑念を抱いたまま月詠と過ごす夜は更けていく。

──────────────
予想的中。
次の日ベッドはもの抜けの空。
アイツが結婚したと知らされたのは、友人伝い。

2011/2/17

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