ショコラより愛を込めて!
結局。あの後それぞれが本命に送るべく買いに行ったのはマカロン。
サクラからサスケへは、ジャン・ポール・エヴァン。
「これ…全部チョコレートなのか?」
「うううん♪コーヒー風味のもあるんだよ?」
「…カリカリしてる」
「それ、砕いたカカオがまぶしてあるんだって!」
パッケージの焦げ茶色にブルーのラインも、サスケのイメージにぴったりだ。
いのからサイへは、ラ・デュレ。
「…毒々しい色だね」
「そう?カラフルだけどどこかシックで美しくない?」
「この色…薔薇の…?すごい薫りだ…」
「そこに気づくなんて!さすがサイくん♪」
唐草文様も美しいパッケージは、今回はいのが選んだけど、近々2人で行ってみるつもりだ。
ヒナタからナルトへは、ピエール・エルメ
「うわ!すご!美味しそう!んでもってキレイな色だな♪」
「き、気に入ってくれた…?」
「もっちろん!うまーい♪色んな味あるし楽しー!ありがとな!ヒナタ!」
「よ、よかった…こちらこそ…ありがとう…ナルトくん」
お菓子らしいバラエティに富んだ色と味に、ナルトはすっかりご機嫌のようだ。
彼氏用に、と用意していたショコラは…
「こっそり食べるか…自分たち用に!」
なんて言いあっていたのに。
結局は、
「ね、これ、どう?食べてみない?」
と、それぞれ彼氏と一緒に楽しんだのでありました…
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