クリスマスをきみに
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「さーて!どんとこい!クリスマス!」
「意味わかんねー!」
幹事が会計を済ませるのを待つ間。皆でワイワイ話していた。
「さむー!寒ーい!」
「帰ったらすぐに風呂だなぁ」
「お待たせ」
シカマルが出てきて、皆に細かくおつりを返していく。
「んなの、お前が自分のにしときゃいーのによ」
「イヤなんだよ、そういう金、持っとくのは!」
面倒くさがりなのに誰より細かいシカマルに皆が苦笑する。
「さぁて!マジでイブになっちまったからな!解散!解散!」
パンパン!とシカマルが手を叩いた。
「日付変わってたか〜、そりゃ寒いわね〜」
背中を丸めて各々散りはじめたところで、ヒナタは控えめに肩を叩かれて振り向いた。
ナルトが、蒼い瞳をきらきらと輝かせて微笑んで立っていた。
「ヒナタ、メリークリスマス!」
ナルトはそういうと、小さな包みをヒナタに手渡し、ニシシ!と照れくさそうに笑った。
「わ…私に…?」
「うん!」
突然のことにぼんやりしてしまっていると、
「オレさ、すっげェ嬉しかったからさ、」
ちょっとだけうつ向いて鼻の頭を掻いたナルトは、さっと顔をあげてニカッ!と笑うと、
「今度はオレの番!じゃあなー!」
そのまま手を振りながら賑やかに去っていった。
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