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<*あとがき*>

もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし

【現代語訳】
私があなたをしみじみいとおしいと思うように、
あなたもわ たしを、しみじみいとおしいと思って
おくれ、山桜よ。
花より他にわたしの心を知る人もいないのだから


桜は華やかで見ていて心浮き立つ花です。和歌にもその喜びや浮き立つ気持ちを盛り込んだものが多いそんな中、「花しか知らない、私の気持ちは」なんて、ヒナタらしいかなぁと。

華やかだと言われる一方、怖いとか妖艶だとか言われることも多い桜。いろんな風情があるのだから、それぞれの桜があっていいよね、と。
「ヒナタの桜」「ナルトの桜」ときて、「これからの桜」を書き足して三部作になりました。
最後…どえらいところへ手を出してしまった…と後悔しましたが…
わずかに大人になったナルトなりに感じたこと、ということで。
(多少理論が強引というか破たんしてますが、それがナルトだ、ということで。お願いします)

花の時期は過ぎてゆきますが、来年もまた咲くことを楽しみにしつつ。


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