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2015/07/20(Mon) 17:09
サスケについて・参
サクラ|comment(0)


サクラはうちはの事情を知っているのでしょうか?
カカシから「イタチの一件をサクラには言うな」と口止めされてそれきり、イタチの件もその後明らかになった一族の件も、サクラが知ったような描写は原作にはありません。
そのせいか、「サクラって結局蚊帳の外じゃん」という意見があるようですが。

知りたい?
てゆーか、知ってなきゃダメかなぁ?

サラダも産まれ、母娘揃ってうちはの紋を背に追うならば「うちはの娘」「写輪眼の子」としてサラダを育てていかなければならないサクラも、うちはの事情は多少知っていなければならないかもしれません。
でも、サクラが知っていなければならない「うちは」は、きっとサスケが知って欲しい「うちは」でいいわけで…
千手とどうやって共同して木ノ葉を創世したか、愛の一族という一面、そして写輪眼の発動条件と能力と…移植にかかわる話…等でしょうか?
サクラは医療忍者ですから、写輪眼については移植云々や失明の危険等については是非知っておくべきかもとも思います。うちはの伝承だけでなく、医療の面からの理解や解明も加われば今後のためにはきっとなる。
サラダの未来を守ることに繋がるかもしれないわけだし…

でも、サスケが味わってきた苦悩までは知らなくてもいいんじゃないかなと思うのです。
サクラの性格上、恐らく常に頭から離れずきっと顔に出てしまう。それではサスケは安らげないと思うんですよね。
サスケの辛かった体験と感情に沿うのは、同じくらい過酷な経験と強靭な精神力を持ったナルトしか無理で、だからこそサスケもナルトとなら共有していられる。
でもサクラには…こういう言い方がいいのかわかりませんが、「あまりにも悲惨な自分を知られたくない」「サクラには耐えきった、乗り切った自分を見て欲しい」みたいな…
サスケにはサスケの見栄もある、というより、サスケ自身が、愛する女性には共有させたくないと思うんじゃないのかな?と。

すべてを知ってなお相手を包み込めるのがヒナタなら、
すべてを知らなくても愛を貫けるのがサクラなんじゃないのかな?

それは、きっとヒナタの幼少期はナルトに似ていて、サクラの幼少期がサスケと近いからなんじゃないでしょうか。
ヒナタには知られてしまうような気がします。ナルト、ちょっと抜けてるしね…
でも、サクラにはたぶんわからない。それはサクラが鈍いからではなく、サクラが「幸せな子」だったから。
幸せな子が、幸せな子と結ばれて幸せのままで居ればいいものを、幸せをぶち壊されて地獄に叩き落され二度と光の当たる場に戻れはしない自分を追い続けなくとも…と、サスケがサクラに感じた「ウザい」という気持ちはこうだったのではないかなぁ。

サスケにとってサクラでなければならない理由はそこにあるように思います。

上手くまとめられなくなってきましたが…サクラは知りたい!教えて!共有したいよ!と思うかもしれませんが、サスケが嫌なんじゃないのか、
そう思ったのでした。