2015/07/20(Mon) 14:04 サスケについて・弐NARUTO|comment(0) ナルトにもわからないサスケの苦しみ。 それでも、ナルトほどサスケのことをわかりたいともがく存在もいません。 真っ直ぐに向けられる“想い”を感じるからこそ、サスケはそれをずっと拒否し続け、最後には「抹消させるしかない」とまで思う。 イタチを滅し、やっと復讐を果たしたと思ったけれどそうではなかった。 イタチを殺せばサスケの気持ちはひとまず落ち着くのかと思ったけどそうではなかった。 サスケとナルトは同じ事実を別々の場所で知り、同じように苦しみます。ナルトの心は益々痛み、サスケは身も心も行き場を失いかけてしまう。 もうね…この時点でね…サスケは自分を諦めていてもおかしくないと思うのです。「この先どうして生きていよう」と絶望してもおかしくない。だけどそうはならない。 悲しいかな、サスケにもナルトに似た不屈の力があるからです。 それはまさしくイタチが、両親が、幼いサスケの中に育ててきたものに他ならない。 確かに愛され慈しまれてきた証。これがあったからこそイタチはサスケに掛けることが出来たのかもしれません。 ナルトがサスケを諦めずにいられたのは、そこを信じていたからかもしれませんね。 サスケの悲しみに踏み込み、同じように葛藤し、一緒に苦しみたいと心から願って手を伸ばし続けたナルトが居て、やっとサスケは戻ってくるわけですが… なんだろう…こんなにこんなに苦しんで…やっと「戻ってもいいんだろうか」と受け入れてくれたというのに…もっと世界はサスケにやさしく暖かくなってくれたっていいんじゃないだろうか!! そんな気持ちになってしまって…泣きそうになりました。 もちろん、罪は償わなければなりません。 ナルトほどサスケをわかってやれる人は居ないでしょうし、また2人も他の人にそれを求めることは絶対にないと思います。思いますが… やるせないなぁ… 本当にやるせないです。 |