「「「じゃんけんぽん!」」」
「君いっつもグー出すよね〜」
「あんたはいつもチョキだろ」
「そう言うお前だっていつもパーだな」
「君達が何出すか分かってるんだけどつい出しちゃうんだよねぇ〜。ねぇねぇ、何でいつもグーなの?」
「手を握ると気合い入るからか?あと石のグーはハサミのチョキより強い」
「ぎゃっ!指の間に握り拳押し込まないでよ〜っ」
「お前は何でパーなんだ?」
「パーは出しやすいから。石のグーよりのは強いよ。紙のパーはこうやって石を包み込める」
「…悪ぃけど包めてねぇぞ」
「アンタ手ぇでかすぎ」
「はんっ。チョキより弱いパーめ!その紙を切ってやるっ」
「秘技刃返し」
「ぎゃぁあっ!いたっ、いたたた!指を逆に向けるなよ〜!それ反則〜っ!」
「ハサミなんだろ?切ってみなよ」
「何でチョキまで包もうとするんだよ〜!ギブ!ギブギブ!」
「ははっ、じゃあパーが最強でチョキが最弱って事だな」
「まぁ、当然だね」
「うぅ〜、指いった〜」
「じゃあ気を取り直してじゃんけんするか」
「了解〜」
「せーの」
「「「じゃんけんぽん!」」」
「って、結局またあいこだな」
「やっぱこれ出しちゃうんだよね〜」
「パー最強」
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