燈瑪の場合 | ナノ
 



燈「お願いっ!ほんと帰してっ!まだ夏休みの宿題終わってないんだってぇっ!今日追い込みやらないとヤバイんだってぇっ!」

帝「んなの知るか。明日から学校っつー事は1日練習出来るのは今日までっつー事だろ。土日も毎週練習出来るってわけじゃねぇんだ。夏休み最後をバンドの練習で締めれるなんて最高じゃねぇか」

燈「だから!宿題ヤバイのっ!しかもよりによって数学なんだってぇっ!」

秋「数学なら俺がちょちょいのちょーいって終わらせてあげるよんっ。さぁお姫様っ、宿題貸して?」

燈「そうだアキがいたんだ…!持ってきたら良かったぁっ」

真「宿題持ってきてないの?じゃあ仕方ない…燈瑪、諦めて?俺は今日が終わるまでたぁくさん一緒に居たいし…ね?」

帝「うちの燈瑪から離れろエロ魔神」

真「エロ魔神って何だよ。すっかり燈瑪の保護者気取りだな。じゃあお前に燈瑪をくださいって言ったら良いのか?」

帝「あんましょうもない事言ってると前歯抜くぞ」

秋「みっ、帝っち落ち着いてぇっ!」

真「良いよ。その代わり、俺じゃなくてアキの前歯を抜け」

秋「何でそうなるの!?意味分かんないっ」

燈「うわぁぁ…千尋、どうしよ」

千「………燈瑪、時には諦めも大切だ」

燈「(まさか千尋までっ!)」

帝「そうか…アキ、恨むなら真白を恨むんだな」

真「アキ、お前の尊い犠牲は忘れないよ。……多分」

秋「ちょっ!?お姫様助けてぇぇぇっ!!」

燈「………頑張れっ」

秋「お姫様ぁぁぁぁあ!!」



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