Act.1
「ここはどこあたしははる」
確かあたしは昨日家のベッドで寝たはず。
目が覚めていつも通り枕元の携帯を探った。が、ない。あるのはじゃりっとした砂の感覚のみ。
おかしい。
周りを見渡せば見た事ない、いや、今あるはずがない古風の建物や着物姿の人達。
「訳わからん」
混乱する頭の中、必死に状況を理解しようと周りをじっくり観察した。
「あ、れは…」
ぐるりと一回りしてみると、見慣れた建物が目に入った。
『真選組屯所』
Act.1 トリップしたみたいです
(えええええええ!?)
前 | 次