沖田総司の場合
最近あたしは総ちゃんに構って貰えません。だから千鶴ちゃんとかに構って貰ってるけどそろそろ恋しいのです。
だから構って、という意味のドッキリをしようかと思いまして、今現在ココ、総ちゃんのお布団の中に居るのです。
いやはや、そろそろ起きるんじゃないかと思うんです。ですからあたしは狸寝入り。
ジッと待ってる事数分、総ちゃんがモソモソ動いた。
「………」
ね、寝ぼけてる!右目だけ少し開けて総ちゃんを見たらとても寝ぼけてらっしゃった。
イケメンは寝ても覚めてもイケメンなんですね。当たり前か。
「……はるちゃん?」
『…』
二度目ぐらいに起きてやろうと思ったけど、総ちゃんは一回で呼ぶのをやめてしまった。
そして未だに狸寝入りのあたし。もう起きようと思った時に、髪の毛に何かが触れた。
こ、これは!頭撫で撫でじゃねーか!やばい口元緩むニヤニヤ
『そ、総ちゃん』
「おはよ。僕の布団の寝心地はどうだった?」
『ととと、とってもよろしかったです!』
「で?今日はいきなりどうしたの。男の布団に入るなんて寝込み襲われてもおかしくないんだよ?」
『…だって』
「ん?」
『総ちゃんが最近構ってくれないから…。』
「…ふふ、ホント可愛いんだから。」
そう言って頭を撫でてくれた総ちゃん。
「今日は非番だから甘味屋でも行こっか」
『うん!』
◎結果
惚れました。
(僕以外にそのどっきり、っていうの?やってないよね?)
(……土方さんに…)
(…ふーん)
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