小説 | ナノ

02


「一軍ははるちゃん、お願いね」

「は、はい先輩!」


一軍と言う1番大事なところを任せた理由は単にあたしがバスケに詳しいから。らしいです。

他のマネージャーさんは先輩に頼まれて入ったから何も知らない素人さんだと言う。


「そんなに緊張しなくていいよ。あたしのことはみっちゃんでいいから」

「み、みっちゃん先輩、」

「やっぱ今年の1年生可愛い〜!」


そんな事を言いながらぎゅうぎゅうと抱きしめてくるみっちゃん先輩。すごく優しいです。


「あの、みっちゃん先輩は何軍ですか?」

「私も一軍だよ。よろしくね」

「!う、嬉しいです!よろしくお願いします!」


みっちゃん先輩はその後またあたしを抱きしめてから去って行った。


「一軍は確かここ、」

「お前一軍のマネージャーか?」

「え、あ、はい!」

「へー。俺2年の青峰大輝。よろしくな!」

「よ、よろしくお願いします!」


身長大きいなあ。本当に中学生かな、なんて失礼な事を考えながら頭を下げたら何故か笑われた。

まあ何はともあれ、一軍との初コンタクトですね!



02 一軍に選ばれました
(皆いい人ばかりです)

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テーマ「人外ファンタジー」
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