小説 | ナノ

01


ああドキドキするなあ。中学生ってどんな感じなのかな?

なんてワクワクしながら今日一日を過ごした。

だって制服なんて幼稚園以来だしランドセルを背負わないし、すごい違和感!だけどそれが嬉しくて楽しくて仕方なかった。


「えこちゃん、えこちゃん何組だった?」

「わたし2組だったよ!」


小学生からの仲良しなえこちゃんとはまたまた同じクラスだったみたいです。

あ、そうだ部活は何しようかなあ。小学生の頃はマネージャーとか無かったしマネージャーやってみようかな。

本当はバスケ部に入りたいところだけど6年生の時に足を怪我してしまって、それがなかなか完治してくれなくて、時たま痛む時があるんだよね。

だから医者にはバスケは数年無理だって言われた。一生出来ないよりマシだよね!

あ、それ以前にここ女子バスケ部無いや。


「というわけで男子バスケ部のマネージャーさんになります!」

「がんばって」

「なにいってんの、えこちゃんもだよ」

「残念ながらわたしはテニス部に入りました」

「え!そっかー…」

「これから体験入部だから行くね!はるちゃんもがんばって!」

「うん、えこちゃんもがんばってね!」


手を振ってえこちゃんと別れてからあたしも体育館に向かった。

そしたらマネージャー志望が結構居てホッと安心した。


「今日からマネージャーになります、1年の前田はるです!」



01 マネージャーになりました
(よろしくお願いします!)

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