「神威せんぱい〜!」


教室の入り口からひょこっと顔を出したかと思えばデカイ声で叫ぶ女。

うるさいし恥ずかしいけどそこは可愛い彼女だからと躊躇する。

はると出会ったのは俺がここ銀高に転校して来てから。告白されて何度振ったか分からない。

それでも諦めないはるがうざったくて付き合ってすぐ振ってやろうと思ってたんだけど。

まさか惚れる、っていうのは予想外だったなぁ。ほんと。


「どうしたの」


入り口まで行って一声掛ければ嬉しそうに笑うはる。


「お昼一緒に食べませんか?」

「うん、いいよ」

「じゃあお昼にまた来ます!」


普通逆じゃないか、なんて思いながら了承したら嬉しそうに戻って行った。




わんすてっぷすりーすてっぷ
(1か100か)
(彼女に中間はないみたい)




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