小説 | ナノ


▼ 今吉


「泣くなや」


「だっで〜〜今吉先輩、」


「初対面の時からずっとべたべたやったなあ。金魚の糞かいな」


「す、すきなんすも、んっう、」


「しゃあない奴やなぁ」


「卒業、しないでくださ、う、」


「せやから泣くなて」


「今吉先輩に会えなくなるなんて嫌ですううぅぅぅ」


「えげつない顔やな〜」


「っ、いま、よっ、」


「二度と会えへん訳やないんや」


「でも、まいにちは、会えないんですよっね、」


「まあそうなるやろうな」


「今まで毎日会っでだ、のに、」


「しゃあないやろ〜。ええ加減にせえや」


「ん、」


「毎日無理や。せやけどはるが会いたいっちゅーならいつでも行くわ」


「、絶対ですよ」


「おー」


「浮気、しないでくださいよ」


「どうやろな〜」


「い、今吉先輩!!!」


「冗談やろ。そんな怒るなや」


「心配なんです、今吉先輩かっこいいし何気にもてちゃうし」


「そら嬉しいわ」


「だから、!」


「心配いらんわ」


「…」


「ワシにはお前しかおらん」



とりあえず適当に
(甘い言葉でも吐いときゃ引くやろ)

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