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▼ サシャ



「サシャー!」

「すみませんはる、後にしてくれますか?」

「え、やだ」

「やだと言われましても、」

「いま遊ぼうよー!」

「今日はちょっとやる事があって、」

「そんなの放っておこうよ」

「えーっと、」


駄々をこねるあたしに困ったように視線を泳がせるサシャ。

それでもあたしは構ってほしい!だって!すごく暇!


「ミカサとかは、」

「行ったら拒否られた。全力で」

「…」

「あそぼ」

「…はぁ、ちょっとだけですよ」


ちょっとだけ、と言ったサシャとは結局5時間ぐらい遊んで叱られたのは言うまでもない。



まけました
(はるには勝てませんね)

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[ bunki ]



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テーマ「人外ファンタジー」
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