小説 | ナノ


「おまんら久しぶりじゃのう!」


「おー相変わらず綿毛みてえな髪してんなー」


「あはは、泣いていい?」


「高杉は相変わらず変わらんな。まだ眼帯を外したらこの世界は壊れる…とかやっているのか?」


「ヅラァ、表出ろ」


「うわ、みんな久しぶりじゃのう!」


「はる!久しぶりじゃねえか!」


「お前ずいぶん変わったな」


「そうやろうか?みんなも変わったのー!」


「てかお前今どこに住んでんの?」


「え?普通に地元」


「は?じゃあなんでお前土佐弁?」


「あれ?ゆうてなかったっけ」


「なにが?」


「あたし辰馬と結婚したよ」


「…は、まてまてまてまて」


「はる、俺は聞いていないぞ!」


「ごめん、ゆうたと思ってた」


「おまんらあんまりはるを責めちゃいかんぜよ」


「いやだって、マジなんも聞いてねえし式とか呼ばれてねえし」


「式はやってないき〜」


「うっわーマジかよ」


「残念じゃったの〜」


「幸せいっぱいぜよー!ね、辰馬」


「そうじゃ〜」


「なんか土佐弁が余計に距離感じさせるからやめてくんね、マジ悲しいわ」


「仕方ないろー、ずっと辰馬と一緒にいたらうつったがやき」


「うわあああああマジやめろ」


「あっはは、ええからはよ酒!!」


「性格まで似てんのかよ」


「愛し合ってるきに」


「すまんのー、金時」


「ハートつけんな本気で悲しい」



同窓会に行ったら好きだった子と辰馬が結婚してた
(悲しい)


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