小説 | ナノ


「神威先輩はどんな人がタイプ?」
「強い子かな」


そしたら次の日からはるは筋トレをはじめるとかいいだした。


「外見はどんな子が好き?」
「んーケバケバしてるのは好きじゃないや」


そしたら次の日からはるはもともと薄いメイクを更に薄くしてきた。


「髪の毛は?」
「似合えばなんでもいんじゃない?」
「あたしは何が似合うかな?」
「知らないよそんなの」


そしたら次の日からはるはポニーテールをするようになった。


「スカートの丈は?」
「短すぎると軽い感じして嫌だね」


そしたら次の日からはるはスカートの丈を膝上2cmぐらいにしてきた。


「ねえ、誰が好きなの?」
「はる」


そしたら次の日からはるは筋トレもやめてメイクもいつも通りにして髪も解いてスカートも少しだけ短くなった。


「そんな遠回りしなくたってよかったんじゃない?」
「そうですね!」



君の好きな子になりたい
(前から好きだよ)


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テーマ「人外ファンタジー」
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