小説 | ナノ


「高杉ィ〜」


「…またオメーか」


「嬉しいくせに」


「しね」


「泣く」


「泣け」


「ひどいよぉしんちゃんがいじめるぅ」


「 殺してやらァ」


「ごめんなっさァァァァァい!!」


「……」


「ねー高杉」


「なんだ」


「ねみぃ」


「寝りゃあいいだろ」


「うっうっヅラなら膝枕してくれるのにィィ!銀ちゃんなら頭撫でてくれるのにィィィ!辰馬なら掛け布団掛けてくれるのにィィィィィィ!!」


「うるせえさっさと寝ろ」


「うひゃ、」


高杉に頭を押さえられて倒れこんだあたしは高杉の膝に頭を乗せてる。膝枕だ。


「ツンデレ」


「…黙って寝ろ」


「うふふ」


「…」


「高杉、」


「寝ろ」


「好き」


「…知ってらァ」


「ウフフおやすみ」


「ああ」


それから目を閉じたら高杉の手があたしの頭を撫でた。それから高杉の羽織があたしの体に被せられた。



良い加減気付け
(両思いだろお前ら)


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