小説 | ナノ


※会話文のみ


「春雨だいすき隊員だいすき七師団だいすき神威さんだいすき。」


「そう。それはよかった」


「だからわがままき!い!て!」


「それとこれとは話は別だヨ」


「ふぐぅ…」


「はるのわがままはいっぱい聞いたでしょ?」


「まだまだいっぱいあるの!」


「わがまま言う子は嫌いだよ」


「……ぷんすか」


「きもい」


「おこ」


「気持ち悪い」


「げきおこ」


「はいはい。仕事あるからまた後でね」


「ねーわがままきいてよー!」


「ああもうしつこいなぁ。これでほんとに最後だからネ。ほら、言ってごらん」


「!あのね、」


「うん?」


「あたしはすごく、すごく弱いから、」


「…」


「守られてばっかで怪我の痛みなんて知らない。でも、」


「ん?」


「みんな怪我したらものすごく元気がなくて、辛そうで、あたしまで、悲しくなって、」


「はる、」


「だから、っだがらっけが、しないでくださいぃ〜」


「ありゃりゃ。はるはほんとに泣き虫だね」


「ふぅっ…うっ…」


「でもね、怪我しなきゃならない仕事だから、そのわがままは聞けないかな」


「なん、で、」


「だからさ、約束しよっか。」


「?」


「怪我はしても、絶対死なないって」


「っ、うん!絶対、だよ!」


「うん。やくそく。」




やくそく
(ゆびきりげんまん、)
(うそついたらはりせんぼんのーます)
(ゆびきった!)


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