お、おおお、

「王子様あああああ！」


あたしはこの瞬間たった一秒で恋に落ちた。相手は一つ上の沖田総司先輩。入学式に欠伸してる彼を見てそれはもう興奮しました。


これはもう、結婚申し込むしかないな、と思ったんだけど、残念ながらあの人に今日は会えそうにない。



まぁ、今日はお友達作りだな。


「あ、あの」

『…』


話しかけられたあたしは絶句した。


「…前田さん？」

『か、』

「え？」

『可愛いいいいいい！』


そうなんですよ、この子もの凄く可愛い。いや、可愛いじゃすまされない。どこの二次元からいらしたんですか、って言っちゃいたい。


此処に来てよかった！ありがとう神様！



こうして沖田先輩とエンジェルちゃんに出会いました。




(君、名前は？)
(ゆ、雪村千鶴で、す)
(おっしゃ来い。君は今日からあたしの天使だ千鶴ちゃん)
(え？あの、ちょ、まっ)
(待たん行くよ！)

この後はいちゃこらしました。

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