Spill from empty vessel







(※注 基本的にBLです)









sei

「理解できませんね。必要性を感じません」

name … セイ
role … 道化師
wepon… 大鎌

死神の在らざる者。
人間の『死』への感情を媒体にして生まれている。
そのため、喰い種は人間の魂で、長い期間をかけて死へ導いていく。
性格は至って冷淡で無情。
人間的情動を理解しない。

戦闘能力は前衛A級。
大鎌は能力で量産可能・伸縮自在。
他にはトランプ、タロットを使用する。
(※術行使能力がないため、符術で補完している)

特殊能力として人間に先視を与えることが出来る。
盟約の儀を行う条件は、魂を半分喰うこと。





sou

「わーい!!兄さーん!!」

name … ソウ
role … 夢喰い
wepon…

夢喰いの在らざる者。
人間の『欲』への感情から生まれている。
そのため、やや性的思考が強い(笑)
喰い種は人間の夢で、基本的には毎晩搾取する。
(最大で10日は食べなくても生存していられる)
ただ、グルメなところが玉にきずな面も。

現代的バクと同じく、人間にとって害悪のある存在。
夢を見せて相手を取り込み、最終的には感情を奪い取る。
少々快楽主義なところがあるので、
人間が段々と意思を失っていく様を見るのが大好き。

セイの弟(生まれる基になる感情が同じ人間のものであるため)。
基本的には明朗な性格をしているが、在らざる者らしく無情。
懐っこいため大体誰に対しても好意を示す。
(とくにセイとシャンが大好きらしい)

戦闘能力は後衛B級。
幻術を使うため対して強くはないが、攻撃の展開が
奇想天外であるため、相性によっては大変強い。
特殊能力は夢操作、舌に常時催眠効果(思考低下)がある。
盟約の儀には特定の盟約詞の復唱が必要。





syan

「なんて愚かで不様で滑稽なんでしょう!愛していますよ」

name … シャン
role … 処刑人
wepon…

たぶんこの作品一イカレてる在らざる者。
人間の『狂気』の感情から生まれている。
喰い種は人間の生気で、集団(街とか)から搾取する。
基本的に弄ぶか全滅させる性格をしているので、
彼が通った後には壊滅した街しか残らない。

セイの兄(性別は男だが、あるものは両方ある)。
堕天使オセ・ベリスの性格を色濃く持っている。
そのため行き過ぎた快楽主義(痛みも快楽)な上にたいへん残酷であり、
更にいうと好奇心旺盛過ぎてもう説明しづらい。
人間の負の感情がたいへん好みで、複雑怪奇な大惨事を起こすこと多々。
心底愛してくれるが結局は在らざる者らしく無情なので、
彼に惚れたら精神的に崩壊するのは間違いない。

戦闘能力は中衛S級。
基本的には尋常ではない速さの鞭で攻撃してくる。
術行使能力は皆無だが、拷問器具等道具を顕現することが出来る。
特殊能力は洗脳暗示。
盟約の儀は必要がない(素で隷属させることが可能なため)。




sin

「紹介が遅れたね!僕の名前はシンだよ!」

name … シン
role … 吸血鬼
wepon… 無し

吸血鬼の在らざる者。
人間の『楽しい』の感情から生まれている。
そのため、他の兄弟達に比べて大分人間味を持っている。
喰い種は人間の血液だが、基本的には経口摂取をしない。

セイの兄。シャンの弟。
天真爛漫で楽しいことには猪突猛進なところがあるが、
他人への配慮は怠らない。ただし表にも出さない。
戦闘も楽しいに含んでしまうため、そこそこ暴走癖もある。
人間のことは嫌いではないが大事でもないため、
気が向いたら集団壊滅させにいく程度には危険。
三桁程度の人数であれば余裕で勝てる。

シャンとたいへん仲が悪く、名前も聞きたくない程嫌っている。
そのため家出をしていて、帰投ポイントには住んでおらず
吸血鬼仲間のシュンのところに無遠慮に押し掛けている。
同じく吸血鬼仲間の、ケイのことをたいへん大事に思っている。

戦闘能力は後衛S級。
術の展開速度が異常に速いのが特徴で、
眷属行使、術反発、元素操作による肉体強化が可能。
決して褒められる頭脳はしていないが、術に関してはエキスパート。
前衛が相手でも十二分に勝利できる。
特殊能力は言霊操作。

儀を省略することが出来る唯一の在らざる者。
盟約の儀では、隷属させる相手に自らの血液を飲ませる。
誓約の儀では、誓約する相手と自らの血液を方陣に記憶させる。





chen

「エー 厳しいなーw」

name … チェン
role … 執行人
wepon…

断罪、冥界案内等の執行人の在らざる者。
人間の『強奪』の感情から生まれている。
喰い種は人間の願望。
叶わない願いを叶えると言い、負の行動を扇動する。
言葉による洗脳を行い、最終的にその者の意思を奪い取る。

シャンの双子。
そのため、快楽主義ではないもの多少の狂気染みた言動をする。
おどけた性格をしていてノリはいいものの、その実
何に対しても大して関心を持たない冷めた一面も。
(シャン以外にはあまり興味を持っていない)
基本的にいつでもふざけた言動をしている。

戦闘能力は前衛・後衛A級。
剣を使用するが大して腕前はよくない。
特殊能力、術等と組み合わせながら、相手の虚をつく戦闘を得意とする。
なるべく体力を使いたくないという理由で頻繁に降参を示したりするが、
ただの出し惜しみであることは兄弟内全員が理解している。

特殊能力は意思剥奪。
盟約の儀はない(素で隷属させられるため)。




seizu

『大人しく従っておけば、痛い目を見ることもなかったのに……屑ですね、ホント』

name … セイズ
role … 傀儡師
wepon… 大鎌

魔術の在らざる者。
『破壊』の感情を媒体にして生まれている。
憎しみ、恨み、怒りなどの集合生命体である故に喰い種は必要がなく、
それらが存在する限り消えることはない。
性格は戯けた様子を見せているが、その実底を見せない。

戦闘能力は中衛A級。基本的に戦闘型ではない。
大鎌の他、不可視の力(※魔術ではない)を使用する。
特殊能力は呪い。
盟約の儀は呪いをかけて命を奪うことで成立。





setu

「………必要ないよね」

name … セツ
role …
wepon… なし(体術)

影・闇にまつわる在らざる者。
人間の『消滅』の感情から生まれている。
喰い種はとくに必要がなく、存在自体がひっそりしている。

消滅の感情から生まれているだけに、自己否定の塊。
少し間違えたら途端にネガティブを大発揮。隅っこでキノコになってる。
ただ、自己否定を切り捨ててくれる人には懐きやすいらしい。
でもやっぱり奥手。

戦闘能力は後衛C級。
たいへん弱いというか、もう戦えないレベル。
攻撃手段をほぼ持っていないが、防御だけはできるので
自分の身を守ることは確実にできる。
特殊能力は消滅。
盟約の儀は出来るレベルではないので不可能だが、
存在を消すという脅しをかければある程度は出来る。





jil

「思 い 出 し て も ら え て よ かっ た な (笑顔)」

name … ジル
role … 妖魔
wepon… なし

ダークエルフに近い妖魔の在らざる者。
人間の『消滅』の感情から生まれている。
雑食なため、喰い種に特定のものはない。

セツの双子。
セツと同じく消滅の感情から生まれているが、自他否定系。
基本的にすべてを諦めきっているため、
何に対しても価値をおかない。
いつの間にかいなくなっている等、放浪癖もやや有り。

戦闘能力は後衛B級。
本人に戦う意思がないため測りかねるというのが実際。
戦闘になると基本的に特殊能力で逃げおおせてしまうので
強くも弱くもないだろうというかんじ。

特殊能力は不可視化。
相手にも自分にもかけることが可能。
盟約の儀は、相手の感情が昂ぶった時に特殊能力を送り込むことで可能。
(ただし対人間のみ。在らざる者には通用しない)




roku

「…………………」

name … ロク
role … 妖精
wepon… なし

氷系妖精の在らざる者。
人間の『凍結』の感情から生まれている。
自らが氷漬けにした者の残存生命力を喰い種とする。

セツ・ジルの弟。
基本的に無言で、喋ることはほぼ無い。
意思というものをほぼ見せることがなく、
食事に対しても動作臭が否めない。
他者に甘やかされると甘える様子は見せる。

戦闘能力は中衛B級。
氷塊の放出、氷武器の生成、とりあえず形状はまちまち。
特殊能力は停止。時間でも呼吸でも、動を静に強制変換する。
盟約の儀は、氷の花を相手に寄生させることで可能。





jen

「 」

name … ジェン
role … 神族
wepon… なし

神系統の在らざる者。
人間の『願望』の感情から生まれている。
食事をしなくても生存できる。

在らざる者の無情とは別口で、自我を持っていない。
情というものを持っていないため、プログラムのように動く。
その割に常時笑顔を浮かべているため、
見ようによってはたいへん怖いものがある。
シャンが唯一敬服の意思を見せる存在でもある。

戦闘能力は全般SS級。勝てる気がしない。
願望から出来ているため、なんでもかんでも顕現・行使することができる。
(例えばセイの増産とか、雷の行使とか、強制命令とか)
基本的に、自分の意思を持たないため戦闘には積極的ではないが
自分の身を守る、もしくは受動的な理由により戦闘を始めることはある。
特殊能力は創造。
盟約はしない。





syun

「いいからお前は黙れ。喋るな」

name … シュン
role … 吸血鬼
wepon… 剣全般

吸血鬼。
シンと違い、人間の感情からではなく種族生殖から生まれている。
定期的に人間の血液を搾取する必要がある。
今のところ、マサの血液が極上。

シンとは腐れ縁で、自らが幼い頃から共に育ってきている。
そのたびに振り回され、何かをやらされ、自由奔放な彼に付き合っているため
会話にはたいへん毒が強いが、嫌いなわけではない。
性格は至って冷淡。
同族以外にはたいへん浅薄で、少々冷酷な面もある。
人間を強く憎んでおり、対人にのみ残虐な様を見せることも。

戦闘能力は前衛B級。
人間程度であれば、退魔師相手でも30人くらいなら束になられても撃退できる。
シンほど上手くはないが、術を行使することが出来る。
とはいえ、主に眷属を使役。
特殊能力はない。
盟約の儀は、相手に自らの血液を飲ませることで可能。





kei

「………ボクは………、………」

name … ケイ
role … 吸血鬼
wepon… なし

吸血鬼。
シュンと同じく種族生殖から生まれている。
定期的に人間の血液を搾取しなければならないが、ケイ自身が強く拒んでいる。

たいへん気が弱く、自信がない。
自らが人間の血液を搾取しないと生きていけないことに強い拒絶感を抱いている。
極限搾取しないように我慢をするが、飢餓状態になると本能的に
血液を求めてしまうため、最終的に自己嫌悪に陥って泣き崩れてしまう。
退魔師に両親を目の前で殺されているため、
人間自体にも強く恐怖感を抱いている。

戦闘能力は後衛C級。
自分から攻撃することはほぼ無いが、危機的状況になった際には
眷属使役等を行うことがある。
特殊能力はない。
盟約の儀は可能だが、相手の命を奪う羽目になるのでしたがらない。




al

「アハハ!いいんじゃないかなあ」

name … アル
role … 道化師
wepon… 大鎌

死神の在らざる者。女性。
自殺した人間の魂に強くあった残留思念が基で、
チェンに「消滅も転生も不適当である」と決定され、
刑罰のような形で死神になり、役目を与えられている。
喰い種は無いため、役目を全うすることは強制である。

セイ繋がりで、ごくたまーに登場する。
明るく解りやすい性格をしているが、冷酷な面を併せ持つ。
死期が近づいている人間に対し正と負の問いかけを行い、
混乱し悩む様を見届けるのが役割。
その結果によって、チェンのいる地獄へ送るか、転生させるかを判断する。

戦闘能力は前衛B級。
基本的に道化ぶって回避するので攻撃はしないが、
必要があると判断した場合には容赦なく大鎌を振り下ろす。
セイと違って符術による術補完をしない。
特殊能力は人間へ先視を与えること。
盟約の儀は、魂を半分喰うことで可能。




kai

「え?だって俺変態だし」

name … カイ
role … 夢喰い
wepon… 杖状の剣

夢喰いの在らざる者。
人間の『恐怖』を媒体にして生まれている。
喰い種は悪夢。恐怖で黒く塗り潰されたものしか搾取できない。
本人も不味いと思っているのだが、それしか食べられないので諦めている。
古典的バクと役割は似ている。

ソウと同じく性的思考が強いというか、表に出す分余計に変態。
とはいえ結構さっぱりしているので、寧ろすがすがしい。
ソウとは仲が良く、夢喰い特有の
喰らった夢の共有(をすることで多少の裾分けが出来る)をよくしている。
少々生真面目なところもある。

戦闘能力は前衛A級。
幻術と剣術で攻撃してくる。
特殊能力は夢操作、舌に常時催眠効果(思考低下)がある。
盟約の儀には特定の盟約詞の復唱が必要。




masa

「いいえ。間抜けに見えます」

name … マサ
role … 退魔師
wepon… 符術

退魔師。人間。
吸血鬼に対して恨みはないが、同情心も持っていない。
ギルドに身を寄せているが、本業はピアニスト。
平穏に暮らしているが、何かと吸血鬼勢に巻き込まれて日常を追われる。

思い切り等はたいへん良く、決めたらてこでも動かない。
ただし少々考え込みすぎるところが無きにしも非ず。
しかしそれを表に出さない程度にはポーカーフェイス。

戦闘能力は前衛B級。
人間水準でいけばたいへん高い戦闘能力を誇る。
符術、体術、短剣、呪弾銃等、複数の武術を使い分ける。




sen

「俺のことはいいから」

name … セン
role … 退魔師
wepon…

退魔師。人間。
吸血鬼に対しては多少の恨みを持っているが、
弱気で吸血鬼らしくないケイに心惹かれる感情を抱く。
血液を搾取することを拒むケイに対し、自分の血液を飲めばいいと
言う程度には心を傾けている。

基本的には面倒くさがり。
ケイに対しては腰が軽いが、他の時にはそんなに軽くない。
自己犠牲的な献身さを持っている。

戦闘能力は前衛C級。
人間水準でいえばまあまあ強い方。
主に剣だが、符術等も併用しながら戦闘を展開する。




emet

「今日もいいお天気ですね」

name … エメト
role … 吸血鬼
wepon… なし

吸血鬼。女性。
ケイと同じく、種族生殖で生まれている。
唯一の例外で、定期的に血液を搾取する必要がない純血種。

ケイ、シンとの古くからの馴染み。
シンと同じく言霊操作系吸血鬼だが、基本的に両目を閉じていることと
両目とも橙の瞳である故にエルフに見えることから、
吸血鬼と判断されにくい。
穏やかに静かに暮らしていたい性格をしているため、
激情を表に出すことはない。

シン達の情報源としてたまに暗躍している。
裏の情報は良いことに対してしか明け渡さないが、
情報網は結構なもの。
代わりに戦闘能力が殆ど無い。

特殊能力は言霊操作、眷属使役による植物関連の諸々。
盟約の儀は、自らが使役する植物を使用した飲料(ハーブティーとか)を
相手に飲んでもらうことで可能。あまり使用されない。