501 - 550題(↓new:↑old)

いとおし過ぎるせいなんだ
泣けてきちゃうのはだれのせい
ひとつずつ知っていく
君の成長を心から祝おう
赤い目こすった帰り道
拭ってくれたごつごつの指先
やわい手の平はこどもの証でした
我慢強いは美徳じゃないよ
にぶすけねぼすけおこりんぼさん
きっとあの子の世界はやさしさに満ちている気がします

君の世界に入れてよなんて
もうとっくに招き入れてるよ、だなんて
畏怖しきれぬお前がいた
あんたの正義はどこにある
ワタシがいちばん大きらい
最悪を想定したってきみが好き
溺れてしまえば無価値になる
あしたがきたからもう泣かない
あしたがくるまでもう泣けない
あしたがきたのにまだ泣けない

涙が出るほど苦いもの
きみは平気で残酷な妄想を紡ぐんだ
比較と同調の仲間入り
貴方の心にさざなみ一つ立てられやしない
宥めるうそばかりついている
お前は素直に泣きじゃくり、僕は嗚咽を噛み殺す
お前は無様に悲鳴をあげ、僕は短く息を呑む
想いごと呑み込んで笑顔に変えた
遂に居場所にはなれませんでした
のうのうと生きる僕を、どうか赦さないでほしい

ハッピーエンドを掴み取れ
アンハッピーエンドを薙ぎ倒せ
初めて己自身の意志を貫いた瞬間
あいつの専売特許はしかめ面
次こそ天の邪鬼は封印します
僕と、いつかのキミとの約束
幸福に向かって突き進め
まず幸せを噛みしめるには後退りしないことだ
怖じ気づく心を奮い立たせて
飲めもしないブラックコーヒーを注文した

わたしあなたのことすきみたいなの
ヒーローごっこに興じる大人
サラリーごっこに殉ずる子供
拙い言葉を正しく受け取ってほしいだなんて
さいごまで気付くことはないでしょう
無様だねって囀る唇を縫い付けた
それを痛みと認めるために
紙魚を落としたのだあれ
泪のうみに溺れてしまえ
ほんとうは愛なんてこれっぽっちも分かるはずないのにね

back
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -