401 - 450題(↓new:↑old)

調子っぱずれに跳ねたトキメキ
古くさい恋の唄ばかり聴いている
君にとってその場所は苦しいものでしたか
惹かれてしまうものなのかもしれない
瞼のうらで蘇るもの
知らないことで、救われるもの
足掻いたところで変わらないもの
暴くことがすべからく正義である筈もないのにね
閉ざされた道の先で
希う(こいねがう)

いまから記す言葉はすべて嘘です
偽善者の誹りをなんでもない顔して受け流して
わたしが知るなかで一番惨めなひと
こぼした紅茶を拭き取って
晴れ渡る空に毒づいてみても
帰る家がわからない子ども
耳に残る体温
あのひとは普遍性を愛していた
引き攣った笑いさえ浮かばない
「何事にも終わりがくると言うけれど、なら、始まりはいつやってくるのかしら?」

答えのある正解なんてつまらない
知らない景色の筈なのにどこか懐かしいのはなぜだろうか
青の叛乱
鳴りもしないケータイを握り締めて
戛然と響くは荘厳な鐘の音
彼方へと至る為の唄
包み込むように謳おう
静けさに妖しが逃げる午前零時
味方の味方はやっぱり敵
指先にあなたの影をみた

否やを唱えて輪を乱して
恋なんて単純作業の延長線上だったらいいのに
理解しようと受け入れる心さえ持てない
波打ち際の訣別
水たまりに映る泣き顔に苦笑して頬を拭った
最果てまでの片道切符
白磁の相貌
素っ気なさに定評のある鏡は曇ったまま
愛想の良さで勝負したって決着は目に見えていた
うそつきばかりの街

所謂≒では結ばれない
鮮やかなお手並みですこと
人真似だけは得意な質でね
あざとらしく鳴いてみせろ
祈るふりだけ得意なシスター
乗り越えたつもりでいただけ
寝言ごと慈んで
酔わせてもくれないなんてね
面影ばかりが思い出深く
僕の知らないあなたも確かにぼくの知る貴方なのだから

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