静謐な、祈りにも似たそれは
犠牲は増やさせない
きみの血汐は青いのかな
気づかないで、こっちを見ないで、気づいて
透き通ったきみの心に眩む涙

「どうして?」

惨めでどうしようもないわたしだけれど
独白にも満たない二文字
例えばこの思いがニセモノでしかないとしても
本物には後一歩及ばないけれど
憧れにはいつだって届かないけれど

「なぜ手を伸ばさないの?」

振りほどいてしまわれないか、いつだって不安で
きみの正しさにはいつだって心が竦むけれど
欲望に塗れ薄汚れたわたしの心根
無駄じゃないと声高に言えない

「その答えはきみの中にあるだろう?」

( ただ寄り添うことはとても難しい )
けれど

「一方できみの愚直さに救われている僕がいることを」

望むことがではないと

「忘れないでほしい」







song by 「アイネクライネ」米津玄師
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