201 - 250題(↓new:↑old)

耳を塞ぎ、目を塞ぐ
欲望が舌なめずり
縮こまるぼくを暴かないで
手をつないだ帰り道
錆びついたブランコが揺れる
重ねた影法師
淋しそうに佇む子どもの後ろ姿
休日のスープ
午後から冬眠
汝から歩み寄れ

夢の話と言い逃れ
嘘吐きたちのパレード
散らばったパズルは回収されないまま
どこへ向かい、なにを成し遂げ、君はその果てを目指すのか
心地好い痛みだった
受け入れる道は案外簡単なようで難しい
静かに宿り続ける灯火
見逃してあげられないね
今更純粋さを渇望してたまるもんですか
おぞましい己を隠し美しいわたしになる

栄光はいつか崩れ行く
凡庸な人間程面白いものはない
君の体温を思い出しながら眠りにつくよ
口裏合わせが上手なこども
宛先不明のこの恋は
闇を切り裂き藍へと変わる
諦観にも悲観にも飽きてしまった
勇気なんてまるでない賢さだってまるでない。けれども希望は持ち合わせてる
ひとりじゃ鳴けない閑古鳥
曇天に手向け花

その生白い細腕で何ができるっていうんだ
半端者が世界を救う皮肉
心の中じゃ嘲笑ってるんでしょう
握る手なんてどこにもなくて
苦しいだけの微笑みなんていらなかった
ちっとも笑えない冗談
何はともあれ生きてるから
そして、振り出しに戻る
空想だけじゃお腹は膨れないし、青痣は治らない
想像してもお腹は空いたままだし、擦過傷は治らない

女神様と神様の違いを述べよ
さよなら、と口に出してしまえば全てが消えるような気がして
新たな一歩を踏み出す為に
信じてと訴えるならば、まずは相手を信じなくてはいけないよ
何も望まないさ、諦めたりもしないけれど
吐き出すことで傷付けたくなかった
自己嫌悪したってはじまらないのに
それでも何か、何かができるならば
まやかしが熱を帯びる温度
まやかしの醒めていく温度

back
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -