三國/創作:V | ナノ


三國/創作:V 
【Under WorldW】
 




後書き

今回のUWWで使用させて頂いた文章と出典は以下の通りです。

≪エゴイズムでない人間は、精子の段階で消滅する≫
(by別役実)

今回はシャランQの『ズルイ女』に対抗して、『ズルイ男』でお送りしております。珠稀です、珠稀です、珠稀です…。(ヒロシ風)

ネタ帳をご覧になって下さった方はご存じかと思いますが、現在諸事情から夢小説をお休みさせて頂いております。

その為、無双キャラの夢小説から意識を切り離し、筆休めと言う事でオリキャラの夢を書かせて頂きました。秦君は前回AWWを完成させましたので、じゃあ珠ちゃんも秦君と一緒でWまでもっていくか!と思いまして。

本当は何も書かずにボーッとしたりとか、気分転換した方がいいのではないかとも思ったのですが、何となく、今止めたら二度と書かなさそうな気がしましたので…。

ほら、絵でもなんかこう、一旦描かなくなって、数ヶ月後で描こうとしてみると、線とかデッサンとか全然違ったりしませんか?ブランクが開くと、書(描)き方をすっかり忘れてるー!とかいうやつです。それが個人的に不安の種でした。

ほいで、どうしようかな、でも無双キャラは何となく今のこの気分では何も書けない…と思っていた時に、ワード君で20P位書きかけてあったのがこのUWWです。いつ書いたのか全然覚えておりませんが、何か珠ちゃんが筋トレしてました。何だコレ。趣味丸出しですね。サスケを見た後に書いたのか!?

ほいで、せっかくだからと珠ちゃんに挑戦してみました。今思い返しますと、無双キャラの夢が全然書けない時は毎回珠ちゃんに頼ってきたような気がします。困った時の珠ちゃん頼みです。なんかこう、気分が変わるんですよね。

結局最終的にはワード君で100P近くの夢小説になってしまいましたが、幸村夢も何だかんだでアップしていましたので、今作もちょっと悩んだ後でアップさせました。枚数多すぎて、ワード君を起動させる時に画面が固まるんですよ。もりそば(PC)には無茶させたのかな。ごめんねもりそば。書きたかったんだ!

もうちょっとP数も減らせないかな〜と思ったのですが、推敲してもこれ以上削りようがないですし、内容的には全て書きたかった事なので、自分としては幸村夢『Snow』の時みたいに、書きたい事を書きたいだけ!みたいな事が出来て満足しています。

さて、今回の夢小説には私の大好きな路線が組み込まれているのですが、それはあれです。『ンンン〜、じ・れ・っ・た・い!!(ウゼッ)』という路線です。くっつきそうでくっつかないというアレです。楽しいなー!!

漫画とか小説とか映画とかでも「片思い」とか「友情以上恋人未満」とか、「両思いなのにすれ違い」とか、「こらお前!!そこで告白しろ!!ガツンといけ!!マジで!!」とか、こういうじれったい系が割と好きです。

でも多分このサイトの夢小説を読んで下さっている方々は、「お前の趣向は最初から丸っとゴリッとお見通しだ!!」と、『ト○ック』の手品師のように画面に向かって突っ込んで下さっていると思います。よくよく考えたらこのサイトの夢小説はそんなんばっかりですよね。フハハハハ!!

同じオリキャラでも、秦君は『平凡であるが故の悩みと葛藤・今後の成長(未来)・10代若者・青春』みたいなのが夢小説のテーマでして、相対する珠ちゃんは『非凡であるが故の悩みと葛藤・心の傷跡(過去)・成人男性・孤独』みたいなのが一応自分の中ではテーマとなっております。二人は正反対なんですよね。

名無し様に対する二人の愛情表現の仕方も全く正反対です。秦君は青臭く、分かりやすく、真っ直ぐです。

それにひきかえ、珠ちゃんはモンパチの歌詞『星の数だけ君を傷つけ、月の数だけ愛を送る』みたいなドSメンズです。普段の言動からは何を考えているのかよく分からないけれど、何気ない一言二言に彼なりの愛情が(しかも分かりにくい)ひっそりと隠されている感じです。ストレートではなく変化球。

基本的にドSメンズはツンツンツンツンデレ位の割合で考えているのですが、珠ちゃんはその点で分かりやすいツンデレ系です。普段の言動だけ見ていれば「こんの甘党野郎〜!!(意味不明)」と腹が立つ事もあるかと思いますが、ただのツンデレだと思えばちょっとは可愛く…感じませんね!

一応秦君のAWW(何回見てもAVに見える)でも回数を増やす毎に徐々に名無し様との関係が親密になっていく感じにしているのですが、今回もそんな感じで書いてみました。今までよりちょっとはストロベリっているはずです。…多分!!

今回ちょっと初挑戦してみた事は、珠ちゃんの台詞に「―」を入れてみた事です。今までは「有り得ねえ」とかだったのを、「有り得ねー」にしてみたりとか。どうでもいい位の些細な事なのですが、甘兄貴とのオラオラ口調の差を表現したかったのですよ。何となく「有り得ねえ」の方が硬派っぽくて、「有り得ねー」の方が軟派というか、チャラい感じがするかな?と思いまして。うーん、微妙。

ほいで、UWを読んで下さった方の中で何故か「黒服さんが好きです」というコメントを下さった方が何名かいらっしゃいましたので、今回やたらと出張ってます。珠ちゃんともコントみたいな事してますよね。普段の珠ちゃんと黒服さんはこんな関係性でいて欲しいです。書いていて楽しかったです!

秦君はAWWでンンン〜の最中にバリバリ「大好きです!」みたいな台詞を言っていましたが、珠ちゃんは絶対に言いません。

それは、秦君はまだ若いという事もありますし、性格的にも真っ直ぐな部分がありますので、『自分が傷つく』という事よりも、『この気持ちを相手に伝えたい!』という事で頭が一杯一杯だからです。思い切って告白して、降られたら降られたで一晩泣いてすっきりする。それが秦君です。

珠ちゃんは違います。キングがラストで言っているように、『自分が傷つくのを恐れているのよ』みたいな男性です。普段はチャラチャラしてオラオラして自己中の塊みたいな感じなのですが、意外とそういった方面では秦君の方が図太く、珠ちゃんはナイーブなのです。Hになると形成逆転ですけどね。

個人的な見解なのですが、神経が細やかで繊細な男性(女性)って、人の心を読むのが上手いと言いますか、他人の機微に敏感な気がします。

特に、今まで辛い人生経験を送ってきたという方や、苦労をした経験のある方は、現実世界でも凄く他人の気持ちを読み取ってくれる方が多い気がします。人の心の傷に、敏感だと言いますか…。

→続きます


[TOP]
×