三國/創作:V | ナノ


三國/創作:V 
【Another worldW】
 




例えばのお話ですが、

「この世のありとあらゆる悪の存在を抹殺する為に、神が認めた存在(善)以外の生き物を、全てこの地球上から洗い流し、抹殺する」
「善戦の為には、多少の犠牲はやむなし」
「お国のためには喜んで死んで当然。それが義である。忠誠心である」

とか。現実社会でもそういうのはままありますよね。

「会社の為には残業当たり前、休日出勤当たり前、粉骨砕身当たり前、それが善である。社会人として当然果たすべき義務である」

…みたいな。実際に会社の為に尽くしすぎて過労死してしまう方々もいらっしゃるのを目にしますと、何が善で何が悪なのか分からなくなる時があります。

という訳で、秦君は純情属性ではありますが、完全に100%純粋果汁ジュースみたいな存在のままでは、一向に名無し様の元まで辿り着くことが出来ませんし、他のメンズ達とも対等に闘う事が出来ません。

今回『混ざる』事となった訳でありまして、ようやく他のお兄さん達にも認めて貰える存在になったのかもしれませんね。良かったねー、秦君。これでやっと君もシャングリラーズの正式な一員だよー!!

今回どんな話を書こうか、出だしはどうしようか…と考えていたときに、まずはこんな感じの事を考えてみました。

@最初にムチムチプリンな女の子キャラを振ることで秦君の一途さ&純情性をアピール→つかみ

A名無し様をかばう事で親密度アップ→名無し様の秦君に対する親密度をアップさせ、夜の展開に持ち込みやすくする

そして今回甘兄貴を登場させてみたのですが、凌&陸以外のお兄さんからも圧力をかけられる(?)事により、秦君の心に揺さぶりをかけて、化学変化を促す要素の一つとして兄貴にも登場して頂きました。

この夢の中では兄貴は全くの無関係キャラです。名無し様には全く興味を持っておりませんし、女としても見ていません。アナザーでの甘兄貴は名無し様の事は眼中になく、職場の一同僚として保護している感じです。

管理人は基本的に多角関係の夢を書くことをあまり好んでおりません。というより苦手な部類です。

単純に多角関係になればなるほど一つの作品に複数のキャラを登場させる必要性が出てまいりますし、各キャラ毎の役割分担や心理描写等を緻密に書き込まなければならない必然性が出てくる難易度の高い小説だと自分の中では認識しております。


それ故に、自分の力量ではとても書けるような内容ではありませんし、「無理無理無理!!」と自覚しておりますので、代償シリーズやアナザーは作品の性質上必要だと思って複数のキャラを絡ませているのですが、毎回文字を打ち込みながらジタバタしております。

特にアレです、同じシーンに複数のキャラが登場する場面とかだとピタリと指が止まります。誰が今何をしていて何を話しているのか説明するのに苦手意識を感じております。

秦&凌&陸&甘が一同に集結している場面がありましたが、

「誰が何言っているのか全然ワカンネ」

という訪問者の方が3割くらいはいるんじゃないかな…ドキドキ…いっそ削除するかこの場面…そして戦闘シーン面倒くさい…とか色々悩んでいたのですが、結局綺麗なお兄ちゃん達を画面内に配置できる楽しさと、蝶のように舞い、蜂のように刺すりっくん(?)が書きたかったという己の欲望に忠実に従った事によって結局組み込まれております。フハハハハ!!この身の程知らずがー!!

無双キャラを一切登場させなければ、もっとページ数がすっきりするんですよね。同じオリキャラでも珠ちゃんは単独で夢を持っている猛者なのですが、それはやっぱり黒夢仕様の性格なので単品でメインをこなせるという理由が大きいのかもしれません。秦君は珠ちゃんとは正反対のベクトルですので、単独では黒夢エキスを出すことは出来ません。

そんな訳で今回も夢を書く前から「どうしようかなー、今回名無し様とのンンン〜なシーンを書くなら無双キャラは必要ないな…。というか、話の展開的に出てこられると逆に困るかな…うーん…」と思っていたのですが、現段階の秦君ではやはりピンで黒夢を飾るのにはまだまだパンチが足りないと判断したので、お兄さんズに登場して貰いました。ご協力有り難う御座いました。

ちなみに甘寧が秦君に向かって「力が無ければ好きな女を守ることも出来ない」と苛立ち紛れに唾棄していたのは、甘寧夢『DEAD END』をお読み頂いた方ならピンと来た方もいらっしゃるかもしれません。

そう。酷い亡くし方をした初恋の女性の事を思い出してあんな事を言っていたのです。兄貴の台詞は『DEAD END』とリンクしています。

このサイトの夢小説には、基本的に『終わり』はありません。毎回1作品毎に読み切り完結END、それを重ねると結果的に連載の形になる…という物なのですが、秦君をどうするか、というのは非常に悩ましい所でありました。

名無し様と結ばれることなくシリーズ3作目まできた秦君ですが、秦君スキーの女神様のご意見・ご感想は大きく二つに分かれました。

@秦君はこのまま名無し様と永遠に結ばれる事無く報われない思いを抱く切ないキャラでいて欲しい

Aせめて1回でも良いからヒロインと思いを遂げさせてやってくれー!!

の二つです。特に後者の方はものすごーくものすごーく切実なコメントを下さる女神様もいらっしゃいました。もうもう拍手コメントから画面越しに「あの子にイイ思いをさせてやってくれい!!」という、母の愛のような母性を感じる有り難いコメントです。

それで、今回はどうするか迷いました。書いている途中まで迷っていて、最初は『寸止め』にしようかと思っていたのですよ。手を握っただけで終わりとか、キスで終わりとか。

他のメンズ達が聞いたら逆ギレされそうな程に、世の男性にとって腹の立つ事です、寸止め。よしもう一回言おう。寸止め。寸止め寸止め寸止め。ほれほれ寸止め。(何がしたいのか)

ですが、シリーズ4作目という事もありまして、秦君スキーの女神様方からの嬉しいコメントを頂いていたという事もありまして、今回ついに念願の(?)初エッチとなりました。これでどうだ!!秦君!!

→続きます


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