三國/創作:V | ナノ


三國/創作:V 
【すんどめ:VS凌統】
 




後書き

先日UPした夏侯覇のすんどめ夢とほぼ同時進行で書き進めていたすんどめ夢・凌統ver.です。そういえば何故題名を「〇〇ver.」ではなく「VS〇〇」にしたのだろうと疑問に思いましたが、多分ver.というよりはその題名の通りある種のバトルの意味で二次創作妄想していたのかもしれないと思いました。

何とお話すれば良いのか分かりませんが、こう、無双キャラ×夢主の恋愛系妄想と見せかけて、その実は水面下で激しく無双キャラと夢主側がバチバチにバトルしていると言いますか、「絶対に最後まで目的を完遂したい無双キャラ」VS「絶対に最後までいかせたくない彼らの夢の世界の神様的存在(?)」との仁義なき戦いと言いますか…。自分でも何を言っているのかよく分かりません。

最後までいく為に夢の中だというのをいいことに口八丁手八丁、キザな台詞を吐きまくり、己のイケメンフェイス(自覚アリ)やイケボ(自覚アリ)や持てるテクニックをフル活用・お色気全開で夢主に迫るという、まさにワールドカップ決勝戦の精神状態で挑みかかってくる無双キャラのあれこれを想像してみたり、〇〇はこんな感じなのかな?と妄想を広げながらお話を書くのはとても楽しいです。通常戦闘も強い男性キャラは、こっち方面の駆け引きも強そうな気がします。多分!

そんなこんなで凌統です。やったー!久しぶりの凌統です!

こちらのサイトで彼がメインの夢小説をUPさせて頂くのはもう何年ぶりになるでしょうか。一応、凌統メインの黒夢は『囚人』シリーズとなっておりまして、最終No.が確か『囚人Y』ではなかったかと思います。シリーズ物以外の単発夢もちょこっと書いてみたり、ギャグ夢のキモリントンとか思い返せば彼の夢はサイト内で多い方かもしれません。

その他、5月末にUPした珠稀(オリキャラ)夢『Under WorldX《前編》&《後編》』の中でも周瑜・陸遜・甘寧と合わせて凌統の登場シーンも結構多めに書いていたこともありまして、自分の中で「凌統の夢小説は最近もずっと書いている」みたいな錯覚を抱いていたといいますか、全然久しぶりという気がしないのですが、もし凌統の単独夢だけを目的に自サイトにお越しくださっている方がいらっしゃるとしたら、そういう意味では本当に久々です。

もう大分昔のこと過ぎて記憶が曖昧な部分もありますが、おそらくサイト開設当初は凌統・陸遜・甘寧の夢小説しか置いていなかったのではないかと思います。私が初めて二次創作の夢小説という存在を知り、サイト巡りをするきっかけになったのはこの三国無双の凌統ですし、自分で初めて書いたのも彼の夢小説が一番最初だったと思います。

勿論、大好きな無双キャラは数多く存在しておりますし、誰が一番大好き!〇〇が最推し!!というのを自分の中で決定するのは非常に困難な為『一番好きなキャラ』というのはあえて空白状態になっておりますが、サイト開設や創作活動に至る流れから考えてみますと、そういった意味で思い入れがとても強いのは凌統なのかもしれません。それなので、彼の夢小説をまた一つ完成させることが出来てとっても嬉しいです!

メインの黒夢『囚人』系同様、相変わらず凌統は遊び人設定になっております。原作の凌統は女性にモテそう・女扱いが上手そうな雰囲気を漂わせつつもいざ自分が好きになった本命に対しては誠実な対応をしてくれるキャラではないかと思うのですが(というよりも、原作の無双キャラは皆そうではないかと思います。郭嘉と法正はちょっと怪しいですが…)、私はこの手の男性キャラを拝見しますと漫画・ゲーム・小説問わずそういう風に見えてしまう≠ニいう悪癖、もとい病気の持ち主ですので、いざ自分で彼らの夢小説を書いてみよう!と思うと毎回こうなってしまいます。令和5年になってもその路線は健在です。

珠稀夢『UW5』では珍しく健全な(?)凌統でしたので、彼の裏夢を書くのももうめちゃくちゃ久しぶりの経験になりますが、書いていて凄く楽しかったです。ああ、やっぱり凌統のお話を書くのは楽しいなあ、凌統の裏シーンをああでもない、こうでもないと書いては消して、書いてはやり直して…とやっていくのは楽しいなあ、としみじみ実感致しました。何年経っても、きっと10年20年経っても私は凌統のことが大好きです。

夏侯覇のすんどめ夢に登場する夢主は白ワンピという一見清楚系に見せかけてミニ丈で大きく背中も開いていて…みたいな衣装にしてみましたが、今回の凌統はどうするか結構迷いました。凌統→夢主への呼び方が子猫ちゃんということで、猫耳と尻尾+破廉恥なファッションの夢主にしようかなあ、どうしようかなあとも思いましたが、もっとダイレクトに彼の視覚に訴えかけるために正面から見てスパッと斜めにカッティングされたミニ丈チャイナドレスの夢主にしてみました。

布地がカットされているので中身が丸見えです。ところどころ留め具で固定することで服の形を成しています。綺麗なお姉さんがこれ系の衣装を着てくださるなら、私も是非拝見したいです。甄姫様とか貂蝉ちゃんとか練師さん辺りに是非ともお召しになって頂きたいのですが、ダメかなあ。曹丕様にお叱りを受けそうですが…。

これもまた勝手な妄想ですが、凌統って女性を口説くときに「俺じゃダメかい?」「俺のこと、嫌いかな」的な台詞で攻めてきそうなイメージがあります。一見下手に出ている・純情・誠実っぽい雰囲気を漂わせて、でも本心では絶対にそんなことは露ほどにも思っていない。自分の色男っぷりを十分すぎるくらいに自覚していて、それを分かっている上でのあえてのこの台詞と言いますか。

ドラ〇ンボールでいうとスカウターで測った時には「戦闘力はたったの5か…。ゴミめ!」な風に見せかけて、女性と二人っきりの時・口説く時・情事の時にいざ気を開放すると「私の戦闘力(お色気力)は53万です」みたいな。とんでもない男性です。凌統…、恐ろしい子!!

私の中では無双の凌統は最強クラスの色男かつイケメンかつテクニシャンのイメージがあります故、そんな彼に失礼があってはならない、夢主を攻め落とす際の凌統はどこまでもカッコ良く、どこまでも色っぽくて、どこまでも女の敵(いい意味で)でなければならない…!と思ってヒーヒー言いながら「これじゃ全然カッコよくない」「こんな凌統じゃダメだ…!」と何十回と書き直ししておりますが、結局できたものはこんな感じになりまして、こんなものでいいのか全然自信がありません。原作の凌統はこの100倍、いえ、1000倍以上はとても素敵でカッコいいです。無双8になってもその美しさは健在で惚れ惚れします。

そんな凌統が「くっ…!」となっている場面を想像するのも書くのもとても楽しいのですが、メインの黒夢ですと凌統と夢主の力関係(魅力含めて)が圧倒的に凌統>>>>>>>夢主ですので、あまりこういったシーンで凌統が狼狽えるようなことは書けない・出来るだけ書きたくないというような勝手なMYルール?みたいなものがあるものの、今回はもうちょっとそれよりは軽い感じの内容(コメディ・ギャグ寄り)だというのと、夢の中でのお話ですので普段とは違う脳で書いてみました(照)。

夢小説を書く時には、基本的には三人称や神視点と言いますか、夢主やキャラの一人称以外で書くことの方が多いです。夢主やキャラの一人称で話が進む方が内面とかその時考えていることが分かりやすいかと思いますし、自分が読み手の時にも感情移入しやすくて大好きなのですが、書く時にはこちらの方が個人的に書きやすいという点と、「相手の気持ちが分からない方が好き」という私の個人的な萌え志向があったりします。

元々、両片思いとかくっつきそうでくっつかないモダモダ系のお話が好きなタイプですので、夢主は内心〇〇に惹かれているけど、〇〇は本当はどう思っているの!?みたいなのが好きだからなのかもしれません。「夢主の言葉に、凌統はただ薄く微笑むだけ」とか、「その瞬間、陸遜は少々驚いたとでもいうように微かに目を開いたが、夢主の質問に対する返事はなかった」とか。表情や言動からうかがうだけで、相手の本心は誰にも分からない。見方によってはどんな風にでも想像は可能、みたいな感じと言えばいいのでしょうか。

そんなこともありまして、基本はそれ系のお話をメインに書いておりますが、すんどめ夢に関しては男性キャラの夢の中でのお話という舞台設定上の理由もありまして、普段の夢小説と比較しますと無双キャラの心の声とか盛り沢山に書いてみました。無双キャラ視点で妄想するとこんな感じなのかなあとか…でも男性キャラ視点って難しいですね。もうちょっと書いてみて、練習したいです。

今回凌統を起こす目覚まし役は陸遜にしてみました。彼は夏侯覇夢の司馬昭と違って直接的に凌統を起こすことはなく、ただ彼がベッドから落ちるのを傍観するだけのポジションですので、正確には目覚ましではないのですが、夏侯覇夢での司馬昭と同様、凌統の理不尽な苛立ちと怒りの矛先が向かう側です。凌統にとってはあの場面で強引に終了させられるということ自体がかなり理不尽だと思いますが…。

甘寧や周瑜が起こす役でも良かったのですが、陸遜なら二人に比べてもっとチクチク攻めてくれるのではないかと思いましたので陸遜にしてみました。久しぶりに凌統と陸遜の不毛な言い争いを書けてめちゃんこ楽しかったです。『UW5』でもエロ本討論会の時にあれこれ言い合い的な物はしておりましたが、こちらに比べるとずっと軽い内容でしたので、もっと口の悪い感じで凌統VS陸遜のシーンが書けて嬉しいです。イケメン同士がああだこうだと言い合いをしている場面は、個人的な萌えの宝庫です!

最初〜寸止め前まではそこそこ?普通(かどうかは分かりませんが)の凌統だったかと思いますが、最後は完全にギャグ夢のキモリントン系列になってしまいました。凌統スキーの方には申し訳ない気持ちで一杯です…!

いつもながらの拙い限りの夢小説ですが、お目通し下さって有難うございます。凌統スキーの閲覧者様、いつも自サイトの夢小説を読んで下さる閲覧者様、最後までお付き合い下さって本当に有難う御座いました〜!!(*^_^*)


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