三國/創作:V | ナノ


三國/創作:V 
【悪魔の花嫁V】
 




→続きです。

ほいでですね、回を追う毎にこの二人の悪魔化が進んでいるような気がします。もはや曹丕&司馬懿という名を借りた全くの別キャラクターのような感じになってしまっているのですが、自分の目には本家(三國)の彼らが素でこんな感じに見えています。初めてプレイした時の第一印象が「こいつらドSだ」「悪魔に違いない」でしたからね。

その思いをそのまま夢小説内で表現しているだけのつもりなのですが、書いている内に段々眼光の威力が強烈になってきておりまして、もうこれは完全に人間技じゃないだろう!という所まできています。でも三國の彼らは実際こんな感じのビームを放っているような気がするんですよね。多分ですね、「椿フィルター」を通すと無双キャラは全員変な感じに見えてしまっているのだと思います。うーむ。もはや幻覚の境地!

今回はですね、もうこれでもか!という位に曹丕&司馬懿の魅力(だと思っている所)を自分なりに詰め込んでみたつもりです。最初のSMクラブで彼らのドS&ご主人様っぷり(別名M女のカリスマっぷり)、ほいで作中で彼らの眼の秘密について「デビルアイとはなんぞや!」みたいな感じで無駄に文字数をとって彼らへの思いをモリモリと書かせて頂きました。とっても楽しかったです。

小説内で曹丕にメロメロになっている名無し様が「この人達は自分の全てを受け止めてくれる」と言っておりましたが、よくよく考えてみるとですね、SMってプレイの内容によってはあられもない行為&格好をさせられるじゃないですか。縄縛りとか蝋燭責めとか、浣腸責めとかスカトロとか。それこそ「もうお嫁に行けない」ような姿を相手の前で見せてしまう訳です。

普通の男性であればちょっとドン引きするような事であったとしても、彼らの場合は全然平気な訳ですよ。例えば名無し様が恐怖の余り失禁してしまったとしても、彼らはビクともしない訳ですよ。いつもと変わらず名無しと接してくれますし、そんな名無しの姿をも丸ごと「愛しい」と思い、どんな恥ずかしい事をしてもそれで彼らの名無し様に対する見方や愛情が変わるという訳ではありません。

そう考えますと、変な話、SMにおけるご主人様&女王様と奴隷の関係性は、普通の男女の恋愛関係よりも遙かに強い絆で結びついているような気がするんですよね。言葉で上手く説明できないのですが…。それで名無し様は曹丕に「お前の全てを受け止めてやれるのは私だけだ」と言われた時、「確かにそうだ」と思ってキューンとしていたのです。倒錯的な愛。いい響きです。ジーン!

そしてラストは名無し様に関心を持ってしまったが為に死んでいった男達の屍体が桜の下には埋められていて、巨大桜はその養分を吸ってどんどん成長しているという秘密が明らかになります。

その際桜に寄り添うようにして体を預け、桜の花びらに包まれた中で月光に照らされてキラキラと光る名無し様の姿を曹丕&司馬懿は「桜に棲むあやかし、桜鬼のようだ」と錯覚し、名無し様に対する彼らの愛情はさらに深まりました、というオチです。

そんな名無し様にメロメロになってしまった曹丕は名無し様=桜鬼という思いを強くする為に「私の為に桜の下で舞ってくれ」と言います。ほいで、月光に照らされた夜桜の下、自分の為に犠牲になった男達の屍体の上で舞い散る桜の花びらを従え扇子を持って舞う名無し様を曹丕&司馬懿はうっとりと眺めて話は終わるのですが、個人的には好きな感じの終わり方です。

終わりなのか終わりでないのか分からない、ネバーエンディングな感じの夢が好きなのですが、少しでもそんな感じの夢が書けたらいいな…と思います。もしくは「あーあ」みたいな終わり方です。読後にスッキリ!というよりは、何だかモヤモヤが残るような、「ドロッ」としたような感じの夢が書きたいです。

夢小説冒頭で曹丕が語っている「人を愛する事は出来ても、所詮悪魔は〜」というのは曹丕夢というよりはこのサイトにおける黒夢全般における事でありまして、陸遜も馬超も三成も取り扱いキャラクター全員に言える事なのですが、「人を愛する事は出来ても、(彼らは)『そういう』愛し方しか出来ない」みたいな意味です。

「愛」という感情がどういうものか知っていて、実際に誰か(名無し様)を愛するというのはどういう事なのかも彼らは知っているのですが、その表現方法は『普通』の男性とは微妙に違う。

生きるか死ぬか、明日をも知れぬ世界、殺戮の日々に身を委ねている彼らというのは我々一般人からすれば別世界に住んでいる人間ではないかと思っておりますので、自然と考え方や価値観も「普通の人」と変わってくるのではないか…というのが、私が一人で勝手に思い込んでいる事です。

穏やかというよりは激しい。優しいというよりは強引。白いというよりは黒い。甘いと言うよりはむしろ苦痛。ヤンデレ趙雲&幸村の場合など、一度彼らに惚れられてしまったらそれこそ愛の灼熱地獄です。与えると言うよりは奪う愛。そんな感じが自分の中にあるシャングリラーズの恋愛イメージです。

曹丕が言う「所詮悪魔は悪魔でしかない」というのは「お前(名無し様)が望むような愛し方は、自分達には出来ない」という事です。

名無し様は秀英が生きていると思っていますが、曹丕は結局秀英を殺してしまいました。それは裏切り者の処罰という事で曹丕の立場上やらなくてはならないという必要性があってした事であります。

つまり、曹丕は一人の男である以前に、一国の皇子であるという事です。司馬懿も一人の男である前に魏の軍師ですので、名無し様がどれだけ泣こうが喚こうが「皇子として必要」「軍師として必要」だと思えば人も平気で殺すでしょうし、他人を欺く事も陥れる事も簡単にやってのけるのではないかと思います。

人を愛する事は出来ても、やはり皇子は皇子でしかなく、軍師は軍師でしかなく、武将は武将でしかない。恋愛よりも優先するべき事は他にあり、守るべき信念や価値観も他にあり、時には名無し様を泣かせるような、裏切るような事も平気でする訳でして、ですがそれもまた彼らの名無し様に対する『愛の形』でありまして……って、自分で書いていても何が何だか分からなくなってきました。ややこしいなー!

ちなみにド紫コンビが真面目に不真面目なのはいつもの事です。相変わらずしばっちは綺麗な顔して下品な事も言いたい放題ですし、ぴぃ様も好き勝手な事ばかり言って周囲を困らせています。

普段以上に長くなってしまった上に相変わらず何が言いたいのか意味不明なモダモダ夢になってしまいましたが、サイト開設2周年記念の夢としてUPさせて頂きたいと思います。

ドSスキーの女神様、いつも自サイトの夢小説を読んで下さる女神様、そして最後までお付き合い下さった名無し様、本当に有難う御座いました〜!!(*^_^*)


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