戦国 | ナノ


戦国 
【三成クンの憂鬱】
 




→続きです。

そんな感じでリントンはキモリントン路線を想像しやすいのですが、三成はなんかこう、あそこまでのボケは想像しにくいです。何と言いますか、ドSのギャグって基本的には『真面目に不真面目』の路線のような気がします。面白い事を言おう、他人を笑わせよう!と思って確信犯的にやるというよりも、彼らにとっては真面目に言っているつもりの言葉が他人にはギャグとして聞こえてしまったり、面白く感じてしまったりとか。

別にドSという訳ではないのですが、リアルでもたまに「この人、本人は全然面白いと思って言っている訳じゃないんだろうけどたまに言う事が面白くて笑っちゃうのよね〜」っていう人、いませんか?なんかそんな感じです。決して笑わせようと思って狙ってやっている言葉ではない分、余計にシュールさを感じてしまうと言いますか。芸人からすれば羨ましい素質ではないかと思います。いいなー!!

それで、「普段より割と自由に言いたい放題のみちこ」な感じの物を書いてみたいと思ったのですが、その為に三成の叔父さん(仮名)を取り込んでみました。幸村とか長政とか他の戦国キャラと絡ませようとも思ったのですが、なんかこのメンツでやると三成のギャグ夢と言うよりも幸村が一方的に責められて「うわ〜ん!」な内容になってしまいそうな気がして迷いました。普段の場合で三成が慌てふためくとか困るような構図って、あんまり出てこないんですよね。

ほいで、この3人の絡みだったら短編の方でもう書いたし、違う路線で三成が「ギギギ…!!」となる夢を書いてみたいな〜と思い、三成の身内を出してみたらどうだろう?と考えました。目上なら三成も幸村や長政と言った他の同僚武将とは違う、また、秀吉とかおねね様みたいな相手ともまた違った対応を見せてくれるのではないかと思いまして!

最初は三成の叔父様ではなくそのままずばり血の繋がった肉親=父親で書いていたのですが、内容が内容なだけに三成のおとっちゃんがこんなエロジジイ設定になってしまっては…と私の中にいるもう一人の誰かが拒絶反応を示し、じゃあ三成のお兄さんで、いやいやそれもダメだろ!じゃあどうするよ!…という事で最終的に叔父さんになりました。丁度いい感じの距離感かな?と…。

所詮二次創作の世界です故、何をどう設定した所でただの捏造に変わりはないのですが、何故か自分の中で「無双キャラの捏造はここまでならいいけど、これ以上は無理」「オリジナル要素の混入も、このレベルまでなら良いけどこれ以上は無理」みたいな線引きが自分の中にあるようです。他人から見れば「どれも一緒だよ!」なレベルなのだと思いますが、どういう基準に基づいて決めているのか自分でもさっぱり分からないんですよね、これ!

今回の夢では「どうでもいい」という単語を三成の台詞や思想の中で連発しておりましたが、ドSキャラの思考ってこの「どうでもいい」が人より多そうな気がします。他人の事なんて興味ない、関係ない、みたいな。通常はそのまま言葉通りの意味として他人に対して使われているものの、これが夢主のように特別な感情を持つ設定になっている相手だと俄然本来の意味と裏返ると言いますか、「お前なんてどうでもいい!(実は良くない)」というツンデレモードに突入するような気がします。

三成って、同じドSグループでもぴぃ様やしばっちとはまた違ったタイプのような気がします。夢主に対する対応も、魏コンビのそれとは微妙に異なったやり方のような…。自分の頭の中にあるモヤモヤを上手く言葉で説明する事が出来なくてもどかしいのですが、また思考がまとまったら&時間があったらネタ帳かどこかでお話しさせて頂きたいです。いつになるのか、大分先の話になると思いますが…!

今回の夢を書いていてつくづく思ったのですが、私は本当にこんな感じのモダモダ系、報われない系、両思いに見える片思い系、友達以上恋人未満系(気持ち的な面ではなく、あくまでも関係性の面で)が大好きなようです。キャラや夢主が相手の事を思って思い悩んだり、モダモダしたり、嫉妬したり、落ち込んだり、時々喜んだり、ワーッと盛り上がってまた何かの拍子でワーッと急降下してジリジリしたり、みたいな…。

リアルでも創作の世界でも、「お前らもうくっついちゃえよ!」みたいな二人を見ている時が一番ハラハラドキドキします。リアルの場合は部外者が余計な口出しをするのは無粋な事だと思いますので、「もう告白しちゃいなよ!」なんて余計な横やりは入れませんし、本人達から相談を持ちかけられたりでもしない限り基本は第三者的な姿勢ですし、ああしろ、こうしろなんて決して言いませんが、上手くいくといいなあと思いつつそっと見守っています。

「友達以上恋人未満な関係だったら、なんで裏なんてあるのさ!?」「友達とは普通エッチしないでしょ!」と思う方もいらっしゃるかと思います。「えっ、異性の友達とは皆さんエッチしないんですか?」「普通にしますよね?」とかそんな事を思いつつ書いているという訳ではなく、何と言えばいいのか、肉体関係があるからこそ(あってしまったからこそ)余計に面倒臭い事になる、余計に思い悩む、余計にギリギリしてしまう、千々に乱れてしまう男心or女心…みたいなのが書けたらいいなと思っています。

エロ要素がない本当にただの、清らかな友達関係みたいな時の「悩み」と、関係を持ってしまったけれどでも自分達は正式な恋人同士ではなく…という時の「悩み」は大分違うのではないかと思うんですよね。そんな感じの恋愛のいい所と悪い所と言いますか、ドロドロした夢が書けたらいいなと思っています。

そんな訳でみちこも夢主に告白できず、夢主もまた告白できず…という毎回のお決まりパターンで終わっておりますが、「当事者同士はアレでも、傍目から見たら十分両思いに見える」という関係性が理想です。そういうのがいつか書けるようになれたらいいなあと思います!

いつも通り拙い限りの夢小説ですが、ドSスキーの女神様、三成スキーの女神様、そしてこのサイトの夢小説をいつも読んで下さっている女神様方に謹んでこの夢小説を捧げます。最後までお付き合いして下さった名無し様、本当に有り難う御座いました〜!!ヽ(´∀`*)ノ


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