戦国 | ナノ


戦国 
【三成クンの憂鬱】
 




後書き

「カワイイ三成」みたいなのを目指そうとして失敗するとこうなりました、という典型的な例です(震)

メインの作品みたいにテーマを決めてきちんと書くのではなく、短編みたいにキャラと夢主の繋がりをあれこれ書くという訳でもなく、もっとこう軽〜い気持ちで取り組めるような物を何か書きたいな!と思ってやってみました。

気持ち的にはギャグテイストな物を書いてみたかったのですが、かといってまんまギャグみたいなのだと荷が重いような気がしました。どっちかと言えば三枚目路線の人間なのでギャグ系作品は大好きなのですが、一言コメントみたいな単発系ギャグだとノリノリでチャレンジ出来るものの、最初から最後まで作品を通して丸々一本ずーっとギャグ、みたいなものは自分にとって相当エネルギーを必要とされるようで、その時のテンションに大きく左右されます。

裏夢も裏夢でエネルギー消費の激しい路線でして、裏を書くのは好きなんだけど裏シーンを書いていると何をどう書けばいいのかよく分からなくなり、頭がこんがらがってくる!つむじからプピーッって湯気が出そう!!(ヤカンかよ)という感じで書いている最中はめちゃんこ疲れるのですが、ギャグは疲れるというよりもそのテンションを長時間(=書ききるまで)保ち続けるというのが自分にとってかなり難しい事みたいです。ギャグ脳、ギャグモード、ギャグテンションって言うのでしょうか?

そう思うと、こち亀の作者様は本当に凄い方だと思います。先日コンビニでこち亀の171巻が置いてあるのを見かけましたが、それだけの巻数ずっとテンションを保ち続け、ネタを保ち続け、あんなに面白いお話を(しかも1話完結でどこから読んでも読みやすい!)生み出して下さる、沢山書き続けて下さる作者様の聡明な頭脳とガッツに尊敬と憧れの気持ちで一杯です。私だったら一生のうちに1巻でも書けるかどうかです。1巻辺り何話入っていましたっけ。その本数だけでも自分には無理かと…!

そんな感じで、キモリントンとかパンツ神で小説を1本書き上げるほどの濃縮ギャグエキスもなく、でも真面目な話よりはちょっとおふざけな内容の夢が書いてみたい!と思って書いてみたのがこの作品です。すげー中途半端で恥ずかしさがMAXなのですが…まあいいか!いつも通りの羞恥プレイで!

ほいで、今回このキャラでやってみたい!と思ったのが三成になりました。ここの所の脳内ドSモードでなんとなく親近感を抱いているというか、今の自分にとっては取り組みやすい&書きやすい対象のキャラになっているようです。よっ!元気だった?みちこ!!

一応、今回のノリとしましては三國の『凌統クンの憂鬱』と似たような感じでキャラ×夢主の恋愛要素を絡めたドタバタラブコメディ(ひぃぃ〜…!!)を考えていたのですが、『凌統クンの憂鬱』と同程度までははっちゃける事が出来ませんでした。三國の凌統の場合はキモリントンが書けたのですが、戦国の三成はキモみちこにできなかったのです。

キモイみちこ。略してキモみちこ。それかキモイ三成でキモミツ。あれっ、後の方が何となく語呂が良いですね。牛モツみたいな感じで美味しそうです。NEW SALE!!『キモミツ』!!そう言えば「セール」の「SALE」という単語ですが、よくデパートとかに貼ってあるのを見て英語を知らなかった幼い頃は単純にローマ字読みして「サレ」だと思っていました。「お前は去れ」みたいな。関係者以外お呼びじゃないという意味だと思っていたのですが、あれって全然違ったんですね?(知らんがな)

三國の凌統に戦国の三成。う〜む、国と表面上のタイプは若干違えど自分の中ではどちらも指技師カテゴリーとして勝手にまとめていたのですが(震)、リントンはキモリントン化出来ても三成はキモミツ化出来なかったのは何でなのか自分なりに考えてみました。

凌統の場合は最初から女ったらし、プレイボーイ、お色気担当的な目線で彼の事を捉えていた部分が強かったので、ギャグ系のノリが書きやすかったのだと思います。女好きな男、女絡みの修羅場、浮気性で信用されない男、お色気プンプンなタイプってギャグ方面でもいけそうな気がすると言いますか、そっち系の話も練りやすいような気がします。ほんでもって凌統の場合はいかにもな堅物真面目クンではないと思うので、普段からシモネタとかもさらっと軽く言えそうなタイプに見えるので!

そしてリントンの場合はギャグ用に一生懸命話をあれこれと考えているという訳ではなくて、私から見たリントンは普段からいつもあんな感じのように思えているのも強い点です(笑)だってなんか城中のあちこちで、毎日のように女性絡みのトラブルとか素で起こしていそうな気がしますもん、あの人…。

女官A「何よあんた!凌統様は今日私とデーとして下さる約束だったのよ!」
女官B「そっちこそ何よ!凌統様は私と今日過ごす事になっているんだってば!」
凌統「こらこら。俺の為に喧嘩は止めておくれよ。こうなったらいっその事3人で一緒にエッチするっていうのはどうだい?(笑)」

…みたいな。その光景をたまたま通りすがった夢主に目撃され、「待ってくれよ、子猫ちゃん!これは誤解だ!!」と叫びながら彼女の後を追いかける凌統。そんな彼にビンタ一発かまして「凌統のバカーッ!!」と言って泣きながら走り去る夢主。お約束、お約束!!これでもうドタバタラブコメディ(震)のネタが一つ出来てしまいました。ネタというかそのまんまやないかーい!というヒゲ男爵のようなノリですね。なんて素敵なキャラなんだ、凌統!!

なんかこうして書いてみるとリントンが激しく最低の男のように思えてくるかもしれませんが、恐ろしい事に、私の脳内では完全に彼はこういう男性だとしてインプットされているのですね。無双という素晴らしいゲームをプレイしつつ、椿フィルターを通して物事を考えてみるとロクな事にならないという事実の表れです。だってあのビジュアル!!画面に顔を近づけて見れば見る程、この手の男に見えてしまって仕方ありません!何故か!!(何でだ)

→続きます


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