異次元 | ナノ


異次元 
【魂喰い】
 




先程受け入れた司馬昭の分身も大きくて思わず悲鳴が漏れたが、続いて入ってきた司馬師の分身も司馬昭に負けず劣らずといったくらいに逞しくて立派なものだった。

体を引き裂かれるような圧迫感はあるが、名無しが十分に濡れているおかげか、司馬師の入れ方が上手いのか、痛みは感じない。

「あんっ…子元…大きい…。太くて…熱いの…ああーんっ…」

それどころか、司馬師がズンズンッと名無しの中を突き上げる度、頭の芯がクラクラするくらいに気持ちいい。

「……!」

しかし、甘い声を上げて快楽に浸る名無しとは対照的に、彼女の中に根本まできっちりと男根を挿入した途端に司馬師の顔付きが変わる。

なぜならば。

熱くトロトロに蕩けきった名無しの内部は、司馬師が今まで抱いたどんな女達よりも潤っていて、それでいて締まりが良いのである。

イソギンチャクのように司馬師の男根に絡みつき、司馬師の動きに合わせてキュキュッと小刻みに締め付け、奥へ奥へと誘うような名無しの秘部は、結合部から肉棒が溶けていきそうなくらいに気持ちがいいのだ。

「嘘だろう……!?」

信じられないといった面持ちで、司馬師が眉を寄せながら呻く。

色々な女を抱いてきたが、こんなに具合がいいのは初めてだ。

「だから言ったじゃないですか」

するとその言葉を聞いた司馬昭は、ほら見た事かと言わんばかりにニヤッと笑う。

「名無し、休んでる暇はないぜ。今度はこっち」
「んっ…!や、ぁ……」

司馬昭に髪を掴まれて名無しが顔を上げると、太くて見事に反り返った司馬昭自身が目に入った。

先刻名無しの中で一度精液を放ったばかりだというのに、完全に復活している。

「くわえろ。早く」

司馬昭は名無しの後頭部に手を添えて、グイッと巨根を近付けた。

この状況では逆らう事も出来ず、逃れる事も出来ず、名無しは司馬昭に言われるままに口を開くと、彼自身を喉の奥まで飲み込んでいった。

「ん…ぐっ…くぅぅ……」

口腔内を圧迫する圧倒的な質量と、喉の奥まで当たる息苦しさに、名無しはむせそうになる。

だが司馬昭はそんな事など許さない。

「ちゃんとくわえろって。これから毎日くわえるんだからな。今からよく慣れとけよ。歯を立てんなよ…そう…もっと飲み込め。もっとだ……」
「んんっ…んうぅ……」

名無しは涙を流しながら、懸命に司馬昭の分身をしゃぶり、ピシャピシャと舌を這わせていた。

すると今度は司馬昭の腰が前後に揺れ、すでに一杯になっている名無しの口の中にさらに容赦なく肉棒を突っ込んで行く。

「んっ…んぐぅ…んんん────っ」

逃げ道のない陵辱の中、名無しは涙をポロポロ流しながら司馬昭の為に口技を続けた。

普通の女であればあまりの苦しさに失神してしまうであろう司馬昭への奉仕に耐えられたのは、ひとえに曹丕と司馬懿による長年の調教の賜物であった。

名無しは一流の調教師として名高い司馬懿から直接フェラの特訓を受けていた。

『下手くそな女にはくわえさせる気にならない』と言う司馬懿によって最初の数ヶ月あまりはただひたすら男性器を象った巨大な性具をくわえさせられ、しゃぶらされるといった教育内容だったので、その間に名無しは彼女なりの少しでも呼吸が楽になる方法∞なんとか耐えられる方法≠修得していった。

司馬懿達の調教が身についている為、苦しいながらにフェラを続けようと名無しは努力する。

「んうっ…んっんっ……」

両目一杯涙を溜めながらも懸命に教えられた通りの動きをし、喉の奥まで深く飲み込み、肉棒に沿って舌を這わせ、時折亀頭を吸い上げる名無しの口技は、司馬昭に今まで味わった事のない大きな快感をもたらした。

「くっ…、やべえ…こっちの穴も気持ち良すぎるぜ…どうなってんの?」

喉の奥まで名無しの口腔内を犯しながら、呻くようにして司馬昭が言う。

「名無し…気持ちいい…。俺、基本膣派だから普段あんまり口でイカねえんだけど……出してえ」
「んんっ…!ん、う……」
「名無し……飲んでくれるよな?」
「……!!」

まさか。

今ですらこんなに口の中が一杯なのに、この上大量の精液まで流し込まれたら本当に息が出来なくなってしまう。

イヤイヤと首を振って拒絶しようとした名無しだが、彼女の頭は司馬昭によってしっかり掴まれているので余計な動きをする事が出来ない。

「ん…!んむぅ…ふ、ぁ……!!」

名無しがくぐもった悲鳴を上げ、涙を浮かべて身悶えている理由はそれだけではない。

上の口を司馬昭に犯されているだけでなく、下の口も同時に司馬師に犯されていたからだ。

「兄上…後でまた替わって」
「冗談だろう。私が満足するまでダメだ。おとなしくフェラで我慢していろ」
「なんですかそれ…。兄上が満足するって何分後ですか?何十分後?」

名無しの口腔内を犯す動きを続けたまま、司馬昭が熱くかすれた声で問いただす。

すると、腰の動きに強弱を付け、えぐるようにして名無しの膣を突き上げながら司馬師が言う。

「さあな。だがこれは多分…もたんだろうな。もちそうにない……」

絶頂を堪えるようにして微かに眉間に皺を寄せ、司馬師が熱っぽい声で呻く。

司馬師は、左手で名無しの腰を掴んで前後に大きく揺さぶりながら、右手を名無しの胸に伸ばして彼女の乳房を鷲掴みにした。

「は…ふっ…、んん───っ…!」

さらなる快感が、名無しを襲う。

前からも後ろからも男達の逞しい肉棒で犯され、その上司馬師の手で乳房と乳首までいっぺんに刺激され、名無しはもう気が変になりそうだった。

「……っ。締まるな……」

司馬師の指で乳首をキュッと摘まれた途端、それに呼応するようにしてビクビクッと痙攣して司馬師を一層締め付ける名無しの感触に、司馬師の口から吐息が漏れる。

名無しを感じさせるという事は、同時に自分達の悦びも増すという事だ。

その事実を悟った司馬師は、彼女の快楽をさらに引き出そうとして強く腰を打ち付け、名無しの奥深くまで掻き回す。

「ここだろう?名無し。お前が好きなのは……」
「─────!!」

司馬師は手淫の時に見付けた名無しの性感スポットを思い出し、その部分にわざと亀頭が当たるようにしてグリグリと擦り上げた。

司馬師の腰の動きが速くなる度、強弱を付けて何度も司馬師の分身を抜き差しされる度、名無しの口から言葉にならない切ないよがり声が漏れる。


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