異次元 | ナノ


異次元 
【熱視線】
 




→続きです。

それで今回こんな夢を書いてみたのですが、宗茂とギンちゃんが正式な夫婦ではなくまだ結婚前、というシチュを選択したのは私の個人的な感覚によるものです。なんとなくですが、もう本当に夫婦になってしまっている状態のキャラに夢主を絡めるのは私の中で強い抵抗がある為です。

元々、このサイトを立ち上げた時にも公式で奥さんのいるキャラの夢は書けないという事で周兄やぴい様といった既婚者キャラの作品はイラストのみで夢はノータッチでした。ですが、閲覧者様方から頂いたコメントや「奥さんが出てこない全く別次元の話としてならどうか」というアドバイスを頂いた事もあり、ようやく書いてみようと決意が固まった物です。

それなので、多分奥さんが普通に出てきている夢を周兄や長政、ぴぃ様の夢で書いていたら毎回夢主が邪険にされて、叶わぬ思いを頂いたまま傷付いて終わりみたいな夢になっていたと思います。妻が出てこない全く別次元の話としてなら自分の中でも割り切れますが、一緒に出すとなりますと私の中ではやっぱり公式CPが最優先ですので!

それで、なんとかその手前の段階であり、それでいて叶わぬ恋だと夢主が自覚できる設定として考えてみたのがこの結婚前・婚約中です。他にも何かいいシチュがあったのかもしれませんが、とりあえず今の私にはこれしか思いつかなかったのでこれでいきました。

ほいで今回もう一つ新しくチャレンジしてみましたのは、「夢主から頑張って告白する!!」というものです。

今まで書いてきた夢ですと、「くっつきそうでくっつかない」という状態をキープし続ける為に無双キャラもそうですが夢主もまた自分の正直な思いを無双キャラには決して告げない、告げられないというのが基本でした。幸村みたいに普通に告白しちゃっているストレートキャラも例外でありますが、夢主側は「本当は自分もあの人の事が好きだけど、でも、○○(様々な問題)が…」みたいに言えなくて悶々としているのが通常パターンだったと思います。

ですが、今回は「叶わぬ恋と知りつつ、でも、だからこそ玉砕覚悟で無双キャラに自分から告白する!!」みたいな夢主を書いてみたいと思いましたので、多分サイトを4年以上運営してきてこれが初めての試みです。

今まで実際にそういった夢を書いてみた事がなかったのでどういう風に書き進めて良いのか勝手が分からず、ここで夢主がこんな風に言うのはどうだろうか?とかこんな行動に出るのは変だろうか?とか色々と悩みつつ、とりあえず自分の中で考えてみた路線で話を進めてみました。初めての事なので書き終わった今でもなんだか「これで良かったのか?」という戸惑いが残りますが、それでも書いている最中はとっても楽しかったです!!

宗茂萌えがめちゃくちゃ高まっていた事、それに伴って創作意欲も倍増しまくっていた事もあって、自分でも驚くくらいにめちゃくちゃ集中して書いていました。この夢を書きたい!と思ってから、連日のように夜更かししまくって、たまには徹夜もしながら延々と書いていました。夢中でした。

今朝も昨日の夜からずっと書き続けていて、一応形としてとりあえずは全部書き終わった!という状態になったのが朝の7時だったので完全徹夜で書いていたのですが、なんかこう、自分でもよく分からない「とにかくこの思いを形にしてみたい!」という謎の思い出必死でした。でも、いざこうして終わってみるとなんで自分があんなに必死だったのか不明です。

ほんでもって、書き終わった事でそれまで自分の中にあった宗茂萌えとか創作意欲が一気に燃え尽きて真っ白になりました(震)明日のジョーと同じ状態です。完成した事で満足してしまったといいますか、プシューッと空気が抜けて「もう当分いい…」みたいなぼんやりした脱力感です。これが噂の燃え尽き症候群?

私の中での宗茂は女タラシというイメージなのでその通りに書いてみたらあんな事になってしまいました。夢主を抱き締めるシーンは入れるかやめるかかなり迷ったのですが、宗茂に抱き締められた方が余計夢主が傷付いて虚しくなって「だって、涙が出ちゃう。女の子だもん!」なアタック・ナンバー1状態になるんじゃないかなーと思いまして。

夢小説の中で三成とかドSメンズがよく口にしているような気もしますが、いっそとことん冷たくされた方がマシな時ってありますよね。同情にしろ、哀れみにしろ、むしろ中途半端な優しさを与えられた時の方が余計に辛くて惨めな事もあるような気がします。それなので、自分は振る方でも振られる方でも「断る時はキッパリ」が一番いいような気もしているのですが、他の方はどうなんでしょう?

今回の夢ですが、夢主→宗茂の描写はメインで盛り込みまくっていますが宗茂→夢主の描写はあえて省きまくっています。宗茂が本当は夢主の事をどう思っているのかとか、告白されてどう感じたのかとか、夢主を引き留めた後何を言おうとしていたのかとか、全部省略です。

「くっつきそうでくっつかない両片思い」というのが大好きなので元々「先の読めない展開(関係)」が好きな人間なのかもしれませんが、今回も出来たらそういう感じの話が書けたらいいなと思いました。

夢主から見た恋は、完全に終わっています。夢主は自分が玉砕したと思っています。でも、宗茂は一切本心を語っていないので、宗茂の胸中は謎のまま、という結末です。

本当はきっちり最後まで書いても良かったかなあという気持ちもありますが、宗茂が夢主の思いを受け入れても突き放してもそのどちらもお好きな人もいれば苦手な方もいらっしゃると思いますので、考え方によってはどっちでもいけるような終わり方にもっていけたらなあ…と思いました。

とは言ってもいつも通りの拙い限りの文章力ですし、己の妄想を形に変えるには私自身の技量が著しく足りない事もあって「全然そんな感じに書けてねーよ」な悲しい現実に終わっている可能性が120%ですが、少しでもそんな風に書けていたら嬉しいですし、閲覧者様のお好きなように想像して楽しんで頂けましたら最高に嬉しいです!!

今回のタイトルは「熱視線」です。凌統もそうですが、無双色男キャラの眼差しは本当に罪なくらいに破壊力があると思います。好きな相手に熱い視線で貫かれたらもう何もいえなくなっちゃうんじゃないか、逆らえなくなっちゃうんじゃないか、隠し事もできなくなっちゃうんじゃないか…というイメージで書きました。なので今回はやたら宗茂と夢主が見つめ合う描写が出てきます。ホスト宗茂のセクシービームを書いているのがとても楽しかったです!(照)

いつもながらの拙い限りの夢小説ですが、お目通し下さって有難うございます。宗茂スキーの閲覧者様、いつも自サイトの夢小説を読んで下さる閲覧者様、そして最後までお付き合い下さった名無し様、本当に有難う御座いました〜!!(*^_^*)


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