異次元 【頂点捕食者】 「……っ。締まるな……」 飲み込んだ肉棒を愛しそうにキューッと締め付ける名無しの秘部の心地良さに、清正が思わず呻く。 素人だと言われても、とてもそうだとは思えないような妖艶で淫らな肉体だった。 一言で表すなら、まさしく絶品という女性器である。 可愛い泣き顔も甘い喘ぎ声も淫らな体も締まりの良い肉壺も、現実の名無しはその全てにおいて清正を喜ばせた。 「いいぜ、名無しの中…。凄くいいっ…」 溜息と共に漏れた清正の声に応じるようにして、名無しの淫蕩さが次第に増していく。 「あぁん…清正……もっとぉぉ……」 清正が根本まで分身をきっちり挿入し終えた頃には、名無しの口からは清正を求めるような甘い声が零れ出ていた。 しかも、名無しが喘ぐ度に名無しの秘部は清正をキュッキュッと小気味よく締め付け、中にある体液を搾り取ろうとするかの如く心地よい痙攣を繰り返す。 「く…っ。名無し…」 清正は、端整な顔を微かに歪めて思わず声を漏らした。 気持ち良すぎるのだ。名無しの内部のヌルヌル感と柔らかさ、そして肉壁の程良い締め付けが。 (赤ん坊に握られてるみたいだ) ただでさえ一週間の禁欲生活を送っていたのに、その上名無しの中は何か意思を持った別の生き物のように清正に絡みついてきて、清正は危うく達しそうになるのを何とか堪えた。 「見ろよ名無し…。あんなに目一杯くわえ込んで。名無しが俺のを食べてるみたいだな」 「あ…あっ…違うの…見ちゃいやぁぁ…」 「名無しのが、太股まで伝ってダラダラ垂れてる」 清正の言葉に促されるようにして鏡を見た名無しは、あまりに浅ましい自分の姿に目を覆いたくなり、泣きながら清正に抗議した。 鏡の中の名無しは大きく足を開いた格好で、清正との結合部はもちろんの事、淫らな粘液に光る充血した肉襞や、男の律動に合わせてヒクヒクッと動き、太股まで愛液を滴らせている様子が残酷なまでに映し出されている。 「ここに突っ込まれるだけで泣くほど気持ちがいいのか?」 ゾクリとするような低音でいやらしい言葉を囁かれ、名無しの瞳にジワリと涙が浮かぶ。 限界まで男の分身を深々とくわえ込んだ名無しの入り口が、彼女の羞恥に反応するようにきゅうっ…と窄まる。 「や、ああ…清正のが…一杯入ってくるの…大きくて…壊れちゃう…」 「別にいいだろ?壊れちまえよ、名無し。俺とだけ出来ればいい。俺以外の男とはする必要がない」 「ああーん…そんなあ……」 清正が低い声で囁く度に、名無しの思考と理性は溶かされていった。 見事に反り返った清正の先端が柔らかな肉襞を引っ掻くように動く度、名無しの喘ぎ声がどんどん淫靡なものになっていく。 「あああん…音が…凄いの…じゅぶじゅぶして…やぁぁ…恥ずかしいよぉぉ……」 「ああ…、ちゃんと見てるぜ。鏡にも映ってる。名無しが気持ち良さそうによがってるところ」 「も…や…あ…見ちゃダメなの…清正に見られたら…変になっちゃうぅ…」 ポロポロッと大粒の涙を流しながら、名無しがイヤイヤと首を振る。 熱で爛れたような秘部を一番奥に当たるくらいに下から深く突き上げられて、その光景をこれでもかというくらいに姿見鏡で見せつけられて、名無しは自分が自分でなくなってしまうくらいに感じてしまっていた。 「もっと…清正…もっと…奥まで来てぇ…」 「名無し……。ここがいいのか?擦る度にピクピクしてる」 「は…ぁ…そこ…気持ちいいの…。グリグリこすると…奥がぎゅうぎゅうして…あああ……」 清正が腰を動かすと、名無しの口から滴るような喘ぎ声が漏れる。 清正は自分の手で乱れる名無しが可愛くて愛しくて、名無しが自分だけの物だったらどんなにいいだろうかと思う。 こんな淫らで可愛い名無しの媚態は他の男になんて見せたくなくて、独り占めしたいと思っていた。 「…名無し…」 清正は思わず名無しの顎を手で掴むと、彼女の顔を自分の方へと向かせた。 「きよ、まさ…?んんっ…」 そして有無を言わさず背後からギュッと強く抱き締めて、名無しの唇を奪う。 「……可愛い」 高熱に侵されたような熱い眼差しで見つめ、清正がうっとりと呟く。 甘い台詞とか背中がくすぐったすぎて言えない 自分が言える女の褒め言葉なんてせいぜい『可愛いな』くらい と半兵衛の前で清正自身が公言していたように、これが今の清正に出来る精一杯の愛情表現なのだ。 「可愛い…名無し…。お前のこと本気で喰っちまいたいくらいに……可愛い」 「あぁぁ…清正ぁぁ……」 首筋に軽く清正の犬歯を立てられて、名無しは本当に自分が肉食獣か何かに食べられてしまうような錯覚を抱いた。 『加藤清正』という名前と人間の男性の姿を与えられた、獰猛で猛々しく、若く美しい雄の虎に。 「ああーん…中が…壊れちゃう…清正…もっとぉ……」 「聞こえない。もう一度」 小さな声で囁く名無しに、清正が焦れたように命じる。 「…もっと…もっと……清正……お願い……」 先程よりも大きな声で、名無しが言う。 名無しの顔は恥ずかしいのか真っ赤になっていて、涙でぐちゃぐちゃだった。 「いいぜ」 囁きと共にうなじを舌で辿られ、名無しはビクンッと背中を反らせる。 「─────気が狂うまでしてやるよ」 そう言うが早いか、清正は名無しの腰を掴んで一気に引き下げた。 その瞬間、ガクンッと名無しの体が自身の重みで沈み、清正の男根を深々と飲み込む。 「あっ…あぁぁぁ────っ」 先程までよりもずっと深く激しい清正のピストン運動に、名無しは頭が真っ白になりそうだった。 清正の分身が抉るような動きでジュブジュブと名無しの中心を何度も貫く度、名無しの肉壺からは淫汁が溢れ出る。 [TOP] ×
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