異次元 | ナノ


異次元 
【有毒男子】
 




→続きです。

魏夢主の場合普段接しているのが女性に対して滅多な事では愛を囁かないクールビューティな男性達ですので、その分見慣れない?郭嘉のような男性に対しては多少身構える部分もあるのではないか、と思います。

曹丕達と長年過ごした結果、男性の言葉を簡単には信用しちゃいけない、すぐに愛を口にするような男性を信じちゃいけない、ついていっちゃいけない!というのが夢主自身、無意識の内に脳内にすり込まれている部分があると言いますか…。曹丕達の教育の賜物です。ある意味悲しい…!

それで、郭嘉に口説かれても簡単には彼の言葉を鵜呑みにせず、「私、騙されないんだから!」な路線の夢主で書いてみました。ほいで、そんな風にして郭嘉の口説きに何とかして対抗しようと頑張る夢主を見て、一層チャレンジ精神をくすぐられる郭嘉…という例のパターンです。個人的な見解ですが、凌統・孫市・郭嘉のような遊び人系列や、曹丕・司馬懿・三成のようなプライド高子系列にはこの手の女子が実は一番有効なのではないかと思っております。多分!

次に、3の「司馬懿VS郭嘉」です。実はこれが今回一番書きたくて、書いていて一番楽しかった部分でした。実際、これが書きたいが為にこの夢を書いたようなものでして、自分の中で真っ先に浮かんだのもあの場面でした。

有能な武将達がみんなで力を合わせて闘い、互いの信頼感や友情パワーを深めていく…という遣り取りが大好きなので原作をプレイしている時には完全にその世界に浸っているのですが、逆に、普段は協力して敵と戦っている彼らが一度戦場を離れるとしょーもない事で喧嘩していたり言い争っていたりする場面を想像するのもとても楽しいです。

戦場では厚い信頼を置き、「ここは俺に任せて先に行け!!」みたいな事を言って互いに命を預け合っている彼らが、城の中では「俺の肉まん食べたの誰だよ!!」とか「あなたのそういう所が嫌いです」と、しょーもない事で喧嘩している場面を想像すると萌えます。心の中ではちゃんとお互いの実力は認め合っている上で、だからこそ言いたい事が言える関係と言いますか。私の文章が下手くそで、上手く説明出来ないのですが…。

司馬兄弟夢『魂喰い』では曹丕様の方があれこれしゃべっていて司馬懿の出番があまりなかったので(一言二言くらいでした)、今回は郭嘉のバトル相手として司馬懿に登場して貰いました。郭嘉と彼であれば互いに魏の有能な軍師同士という事で、双方負けず劣らずの言い争いをしてくれるのではないかと…!

そして、これもあくまでも私の個人的な萌えツボなのですが、夢主を間に挟んでバトルになった時、あくまでも夢主はきっかけにすぎないみたいな流れやキャラの姿勢が好きです。確かにきっかけは夢主に関する事だったけど、でもそれはこの際もうどうでもよくて、今はすでに夢主云々ではなく男としてのプライドを賭けた戦いに話が移っている。俺(私)は自分の為に闘っているんだ!というような…。

夢主が止めに入った際、「名無しがそう言うなら…」というシチュもそれはそれで萌えますが、「いいから、お前はすっこんでろ!」「男の話に女が口を出すな。下がってろ」「あなたは黙っていて下さい。……これは私の問題です」という感じで、夢主の願いを却下してバトルを続ける無双キャラ達の姿を想像すると、これもまた違った感じで一層大きな萌えを感じます。なんとなく!

そして最後に4の「あの人達は怖い」ですが、司馬兄弟夢の『魂喰い』でこれ系の要素を書いている時にとても楽しかったので今回もしつこく入れてみました。対司馬兄弟の時と同様、今回も下地として曹丕&司馬懿×夢主の要素をベースに敷いてみましたので、そのせいで曹丕達の影?に怯える夢主の図と言いますか…。

郭嘉×夢主の単独夢にしても良かったのですが、↑のように「3.司馬懿VS郭嘉」が書きたい!という思いが今回の時点では一番強かったので、どうしてもその設定上司馬懿も夢主と関わりがある→メインの魏コンビ夢とリンクしている、という流れとなりました。

また機会があれば別枠で郭嘉の夢も書いてみたい気もするのですが、現在既存キャラ・新キャラ含め書きたい事が沢山ありまして、その全てが頭の中でごちゃごちゃになっていて頭がパーン!な状態でして、妄想だけはどんどん脳内で膨らんでいてもそれを形にするのが難しい(カオスすぎて)、時間を確保するのが困難である…というのがありまして、萌えている身としては非常に辛くて悩ましい所です。寝ている間に自分の脳内妄想が次の日には絵や夢小説になっているような魔法のアイテムがあればいいのになー!

最後に関しては、宗茂夢『熱視線』でもそうですが基本的に「終わりのない終わり方」みたいなのが大好きな人間ですので、どちらでもいけるような形にしてみたいなと思いました。乙女ゲームでいきますと郭嘉ルートと司馬懿(曹丕)ルートのどちらでも選択可能!のような。

アンジェのような乙女ゲームでもそうですが、どちらかを選ぶとどちらかの誘いを断る羽目になる、結果相手との親密度が下がってしまうイベントシーンってありますよね。どちらのキャラを選ぶ時も苦渋の思いで「うぐぐ…!!」と唸りながらボタンを押すのですが、この場合も郭嘉を選ぶか司馬懿達を選ぶか、閲覧者様のお好きなルートを選んで頂けたらいいなと思います。

あ!それ以外の方法もありますね。「どちらも選ばない」みたいな。ははは!怖い!!もう一個ありました。「どちらも選ぶ」みたいな。これも怖い!!でも通常ルート(?)でどちらか片方だけ選んでももう片方の親密度はガクンッと下がりそうな気がしますし、結局どれを選んでも怖い!!という事になるのでしょうか?

完全に他人事&創作の世界だからと切り離して書いているのであれですが、現実的な面と照らし合わせて考えてみますと、夢主ポジションに置かれてしまった女子は相当可哀相な気がします。とびっきりのいい男達に囲まれて迫られて…なのは一見ハーレム状態に見えてウハウハではありますが、何せ周りにいるのが怖いお兄さん達ばかりですので、悩みや苦労もありそうですよね。父親ばかりか息子達まで出てきますし…しかもあんな事やこんな事を…ブツブツ。人生〜苦労ばかり〜♪(水戸黄門のテーマソングに乗せて)

逃げ場のない展開、シチュ、怯える女子、涙を流して訴える女子というのは個人的な萌えツボでして、書いていてとても楽しいです。どんだけ同じパターンでばっかり話を作るつもりだよ、という思いもありますが、101本夢を書いてきても未だにそのパターンで書いていて楽しさを感じるという事は、多分相当好きなんだと思います。一般作品や男性向けとかでも女子が追い詰められるシチュとか大好きなので…。ビバ妄想!!

原作の新作発売&新キャラ登場に合わせて自サイトの魏関連夢も既存キャラ&新キャラ合わせて人間関係がごちゃごちゃになってきて混戦してきている感じになっておりますが、例によってあまり深い事は考えない路線でいきたいと思います。この先の事とか、続きとか、息子はどうなるのとか、郭嘉は?とか、あの人達は?とか考えたくない…と言いますか、考えると怖いイメージしか湧かないので都合の悪い事はどんどん忘れていきたいと思います。全ては忘却の彼方へ…!!

そういえば、最後に書いた郭嘉の「優しい毒」で思い出したのですが、確かディオールか何かでそんな名前の香水がありましたよね。「タンドゥール・プワゾン」だったかな?名前を知っているだけで実際にその香りを嗅いだ事がないのですが、今度香水屋さんに行ったら探してみようと思います。『優しい毒』って、言葉の響きだけで考えますと本当に郭嘉のイメージにピッタリな感じがしますので、どんな匂いがするのか一度試してみたいです!

長くなりましたが、いつもながらの拙い限りの夢小説にお目通し下さり有難うございます。郭嘉・司馬懿スキーの閲覧者様、いつも自サイトの夢小説を読んで下さる閲覧者様、最後までお付き合い下さって本当に有難うございました〜!!(*^_^*)


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