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【二人の秘め事】
 




後書き

司馬昭SS『ずるいひと』の続編的な感じで書いてみた鍾会夢です。

司馬昭SSと同じく、メインの夢小説(黒夢)があんな感じですので「たまには無双キャラと夢主がいい感じにほのぼのしているようなものに挑戦してみよう!」と思って書いてみたのですが、終わってみたら何故か鍾会終了のお知らせのオチになってしまいました。司馬昭に操られているんだ…!

メインの鍾会夢『理想郷』みたいに司馬兄弟を勝手に絡めてしまいました。今回はお兄さんはお休みで弟の司馬昭です。一応、先にサイトにUPした『理想郷』が≪司馬師&司馬昭×夢主をベースにした上で鍾会も参戦≫という形でしたので、今回もその流れで夢主といる時に司馬兄弟の事が脳裏にチラつく鍾会という感じにしてみました!

これも私の勝手な脳内イメージなのですが、晋の新キャラ若手メンズ達の関係性を夢小説的な面から適当に考えてみますと、

≪キャラ×夢主(黒夢モード)≫
・司馬師&司馬昭→夢主に対して双方協力体制。かつ、鉄壁のディフェンス。
・鍾会→夢主と親しくなればなるほど、司馬兄弟の事が気にかかる。
夏侯覇→蜀の馬超のように天然俺様系。夢主とは天然同士の攻防戦を繰り広げている。

≪キャラ同士の関係性(黒夢モード)≫
・司馬師&司馬昭→お互いに関しては協力体制だが、自分達以外の男が夢主に近付くのは快く思っていない。
・鍾会→自分以外の男は邪魔だと思っている。
・夏侯覇→天然俺様路線なので司馬兄弟や鍾会の事を全然気に留めていない、むしろ気付いていない可能性有り

というイメージが浮かびました。司馬兄弟はお互いに関してはOKですが、もし鍾会や夏侯覇が本格的に自分達の間に入ってきたら牽制にかかりそうな感じがしましたので、鍾会もまたそんな彼らの雰囲気に気付いている、夢主と何かあったら奴らが来る!と思って警戒している感じにしました。

メイン黒夢『理想郷』の方の鍾会は鬼畜ヤンデレ路線ですので司馬兄弟相手でも何ら怖じ気づくことなく好戦的に挑んでいくと思いますが、こちらの鍾会は『鍾会クンの憂鬱』と同じでヘタレver.にしてみましたので司馬兄弟に対してもヘタレています。鬼畜な鍾会も大好きですが、ヘタレな鍾会も可愛いな〜と思います。萌え!!

お気付きの方はすでにお気付きかもしれませんが、司馬師と夏侯覇が食べていたストレス社会で闘うあなたに≠ヘGABAです。あれ美味しいですよね。GABAのキャッチコピーを見ているとつい無双キャラに食べて欲しくなります。特に軍師系キャラです。

陸遜、周瑜、姜維、司馬懿、郭嘉、三成、半兵衛など。彼らは常にストレス社会と闘っていそうな気がします。軍師ではないですが曹丕、宗茂辺りも似合いそうな気がします。普段そういうのを食べなさそうなキャラが仏頂面で黙々と食べている姿を想像するのも意外性を感じて楽しいです。なんとなく!

鬼畜ver.の鍾会はどうなるのか分かりませんが、ヘタレver.の鍾会は今回のおまじないのように全力で「お願いします!」と訴えればなんだかんだで言う事聞いてくれそうな気がします。

なんでこの私がそんな事をしなくちゃならないんだ、やるもんか!と言われても、めげずに「鍾会だからこそやって欲しいの」「あなたじゃなきゃダメなの」的なオーラを存分に出して誠心誠意お願いする=彼の高いプライドを良い感じにくすぐる事に成功すれば「ふっ…、フン!あなたがどうしてもと言うなら仕方ない!」とブツクサ文句を言いながらも協力してくれそうです。無双の鍾会は愛すべきツンデレだと思います!

鍾会×夢主ですが、普段はこんな感じで夢主が鍾会の相談役になったり、そんな彼の話を聞きながら「じゃあ鍾会も一緒に○○に行ってみようよ」「鍾会も●●してみない?」「鍾会なら出来るよ!」と色々提案されて、「私はどうでもいいし興味もないが、あなたがそこまで請うのならいいですよ」という感じの遣り取りをしていてくれるといいなあ〜なんて思います。端から見ていると一見ほのぼのカップル的な!(この『一見』という所がミソです)

ほいで、今回の夢のような流れを幾度となく繰り返した結果、段々鍾会の中で最初は全然意識していなかった夢主に対して独占欲やら何やら色々な感情がモヤモヤと湧き上がってきて、司馬兄弟に対するライバル意識なんかもジワジワと出てきて、自分以外の人間とも平等に親しくしている夢主に苛立ちを覚えていったりする→徐々にヤンデレ変化していく流れを想像すると萌えます。

自分の中では今回の鍾会SSから数ヶ月後、メインの黒夢『理想郷』に移行した鍾会の姿が!!という感じでヘタレ→鬼畜ver.のように「元はこうだった鍾会が段々ああいう風に変化していく」みたいなものを想定しています。元々読むのも書くのも黒夢好きな人間だというのもありますが、何でもなかった穏やかな日常が段々狂気を帯びていくような感じとか好きです。

それまで(もしくは普段)の日常がやたらとほのぼのしていた分、幸せそうであればあるほどに、何かのきっかけで二人の関係が壊れてジワジワとブラック変化していったり片方のS度が強化されたり、好きすぎてヤンデレになってしまったりとか強引な俺様になっていったりとか「ヒー!!」と思います。それなので、メインの夢との対比という意味でこちらのSSや短編夢を書くのも黒夢と同じくらいにとても好きです。ううう…、もっと上手に文章が書けたら…!!

ちなみに今回鍾会が夢主に尋ねた「司馬昭殿に同じ事を他の男にやるな≠チて言われなかったか?」に対する夢主の回答ですが、多分夢主の中では

「子上に『他の奴には言うな』と言われたのは『あなたの傍にいるよ』という言葉についてのみ」

…だと認識しているのではないかと思います。(↑の流れにつきましては、司馬昭SS『ずるいひと』参照)それなので、鍾会にあのように問われた時にああ答えたのではないかという都合のいい設定!

今回、個人的な好みで北斗の拳ネタを入れてしまいました。ご存じのない方は「なんのこっちゃ」な感じですみません!

私の拙い説明で恐縮ですが、一応補足させて頂きますと、鍾会が最後に言っていた「今日は北斗七星が良く見える。その脇に輝く小さな星までも……」というのは北斗の拳に出てくるレイ(大好きキャラ)の台詞です。

ほいで、その「脇に輝く小さな星」というのはこの漫画では「死兆星」と呼ばれていまして、死を暗示する星であり、死期が迫った人間にはこの星が見えるとされています。(詳しく知りたいという方は「死兆星」で検索すると出てくると思います!)

そんな訳で、司馬昭とラブラブ(なのか?)の夢主とラブラブしてしまった事に気付いた鍾会→この事がもし司馬昭殿にばれてしまったら…→我が頭上に死兆星が!!というオチです。恐るべし司馬一族!!

いつも通り拙い限りの夢小説ですが、鍾会スキーの方、そしてこのサイトの夢小説をいつも読んで下さっている方々に謹んでこの夢小説を捧げます。最後までお付き合いして下さった名無し様、本当に有り難う御座いました〜!!ヽ(´∀`*)ノ


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