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【特別】
 




後書き

前回の三成に引き続き、普段より短めのお話に挑戦してみました。お相手は司馬懿です!

先日UPした三成SS『素直じゃない』が普段の三成夢よりも若干甘め?の感じに挑戦してみましたので、今回の司馬懿SSも「普段よりちょっ……とだけ甘めな司馬懿」みたいなのを想像しながら書いてみました。この「……」の溜め部分が私の中にある「司馬懿で甘め…?むむむ!?なんぞ!?」という疑問と、司馬懿殿なりの葛藤(えー)と言いますか…謎の空白!

以前からずっと日記や後書き等で「ドSの恋心というものがよく分からない」「ドSのヤキモチ&嫉妬心というのがよく分からない。どんな時に発生して、どの程度の感情が表に出るのか分からない。どういう風に書けばいいのか分からない!」という悩みをお話ししていたような気がしますが、ドSの独占欲、司馬懿のヤキモチについて本気出して考えた結果、辿り着いた案がこんな感じ……でござる!(冷汗)

曹丕や司馬懿、三成のようなドSメンズ=プライドの高い男性という事で、女性関係で普通?の男性のような嫉妬の仕方はあまりしなさそうな気がします。自分好きな女性が他の男性と仲良くしていて「別に…」で終わりそうなイメージです。

曹丕夢『悪魔の花嫁V』で

≪元来世間一般の男達が持つ嫉妬や独占欲といった感情には無縁であり、女相手にヤキモチなど焼いた事のない曹丕や司馬懿は、ここ数週間の内に秀英と名無しの二人が急速に親密になっている件について何とも思っていなかった≫
≪と、言うか、二人は最初から秀英の事など敵とも思っていなかった。全然相手にしていなかった≫
≪曹丕と司馬懿の心には、精神的にも肉体的にも今の名無しにとって自分達が『絶対君主』として君臨しているという揺るぎない自信と確証が満ち溢れていた為、自分達の支配下から名無しが逃れられる術がない事を良く知っていたからだ≫

…とかなんとか書いていましたが、私の中ではそんな感じでハナから相手にもしていないイメージが湧いてきます。ただ、曹丕&司馬懿に関してはそうなのですが、三成だけは少し違いそうな気がします。それなので、清正夢『月下美人』では清正と夢主が親しくしている事を実は快く思っていなかった三成みたいなものを書いてみました。この辺が自分でも上手く説明出来ないのですが、なんとなく…!

ほいで曹丕&司馬懿なのですが、彼らの場合、もし夢主の事でヤキモチとか嫉妬するとするならば、「他人に盗られそう」というケースよりも「夢主が馬鹿にされる」というケースが思い浮かびました。

・夢主が他の男に取られそう→「有り得ない(きっぱり)」→嫉妬心湧かず
・夢主が馬鹿にされた→「は…?お前にこいつの何が分かるんだ」→苛つく→お前なんかに(私の)名無しの良さが分かるまい!

……みたいな。司馬懿短編夢『Day dream 』で司馬懿が紅花という女性に対して「お前があいつの何を知っている?」と詰め寄るシーンを書いていましたが、あんな感じです。

「お前の長所も欠点も、全て理解してやれるのは私だけだ。(中略)お前の全部を愛してやれるのは他の男ではない。私だけだ」と『悪花V』で曹丕が夢主に言うシーンを書きましたが、多分、そういうのが曹丕や司馬懿のような男性にとっては世間で言う『独占欲』みたいなものになるんじゃないだろうか…なんて思いました。ううう…意味不明な文章ですみません!

夢主の男関係なんてどうでもいいが(彼女に危害を加えない相手、という前提で)、夢主が自分達以外の誰かに傷付けられたり、悪く言われたと言うのであれば内心ムッとする。「おらのご飯ちゃんに何するだ!!」と怒るチチさんのような感じで(ドラ○ンボール)ほいでも、自分が夢主に悪さしたり、彼女を傷付けて泣かせるのは別にいいのですよ。自分達は夢主のご主人様なので、主人が可愛い奴隷をどう扱おうが我々の自由だ、みたいな。俺は良くても他人はダメ!ジャイアンか!!

ほいで、今回落ち込む夢主に対して意地悪な事を言いつつも、なんだかんだでフォローもしつつ、最後に本音(?)をボヤく司馬懿、という感じの夢を書いてみました。メインや短編の司馬懿に比べて見ると若干司馬懿が夢主に優しいというかちょっぴり甘くなっているような気がしますが、自分としては「メインや短編の合間に挟まっている日常」的なイメージで書いてみました!

前回の三成SSもそうですが、多分、三成や司馬懿もたまにはこういう一面を見せてくれているのではないかと思います。メインの黒夢で散々夢主をいたぶっている合間に。虐めるばかりではなく、たまにはちょろっと気を許した部分を見せてくれたり、本音っぽい部分を見せてくれている時があるんじゃないかと思うのです。一応、目指せ『愛ある鬼畜』という事で、ベースに愛はある!!という路線で!!(力説)

ですが、お約束と言いますか、例の『ビバ!両片思いシステム』(何それ)のおかげで毎回夢主はそんな彼らの気持ちに気付かずに全スルーしまくっているのではないかと思います。いい雰囲気になってきた所で都合良く誰かに呼ばれたり、無双キャラが大事な事を言っている時にタイミング良く風や波の音にかき消されたり背後から爆発音(?)がして夢主が全然気付かなかったり、言葉のチョイスが悪くて無双キャラと夢主の中で想定するイメージにそれぞれズレが出来たりするアレです。いやー、怖いですねー、恐ろしいですねー!(震)

最後の司馬懿の台詞ですが、個人的には夢主に聞こえない程度の大きさで、自分に言い聞かせるような感じで本当に独り言のように「……他の男なんかに(ボソッ)」と言ってくれる司馬懿を想像すると萌えます。ほいで、例によって聞こえていない夢主が「え…?何か言った?」と尋ねると「別に(キッパリ)」とか言ってくれるといいなあと思います。本音を漏らす時には小声で、否定する時にはハッキリキッパリと言い放つちょっとふてくされた感じの司馬懿…ぬおおお…萌えます!!

私の拙い文章力と表現力のせいで何が何だか全然分からない内容になってしまっておりますが、少しでもそんな感じの司馬懿×夢主になっていたら嬉しいです!いつも通り拙い限りの夢小説ですが、司馬懿スキーの方、そしてこのサイトの夢小説をいつも読んで下さっている方々に謹んでこの夢小説を捧げます。最後までお付き合いして下さった名無し様、本当に有り難う御座いました〜!!ヽ(´∀`*)ノ


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