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悪花V司馬懿
悪花V・司馬懿です。

以前メインの曹丕黒夢・悪花Vの完成記念で夜桜曹丕をこちらのアルバムにUPした時に「時間があれば悪花Vシリーズとして他のキャラでも夜桜的なイラストに挑戦してみたいです」みたいな事を言っていましたが、そのイラスト(司馬懿バージョン)です。

悪花VをUPしたのが4月〜5月頃だったと思うので、これ関係の絵を描かせて頂いていたのは半年前だったと思います。まず最初に曹丕×夜桜の絵を描いて、次に秀英×桜の落書き絵を描いて、後は司馬懿と夢主!ほいで完成!!とその当時は思っていたのですが、同時進行で他の事もやっている内にすっかり後回しになっていました。

曹丕達の絵と一緒に描いていた物なので大分前の絵という事もあり、今こうして見るとなんちゅうか本中華的に微妙なイラストなので先月PCデータの整理をしていた時に他の絵データと一緒に削除しようと思っていたのですが、改めて見てみると一応線画段階まで進めてあったデータだったのでどうせなら色も塗ってみようかな、と思いました。

単なる下書き・ラフ画の状態であれば例え何十枚イラストがあろうが何の躊躇もなくポイポイ捨てていく人間なのですが、きちんとラフ画から線画を描き起こして清書してあるようなデータだと途端に捨てられなくなってしまうのですよ。

自分はこのラフ画→線画清書の段階が一番苦痛な人間なので、清書しなきゃならない!と思うと躊躇いを感じる為にラフの段階で終わっている絵はガンガン捨てられるのですが、清書が終わっていると後は色を塗るだけ!という段階なので急に勿体なく感じてしまい、「せっかくここまで描いたんだから捨てちゃうのは勿体ないよね!」という思考にシフトチェンジしてしまうのです。ううむ…何と言う貧乏性!

そんな訳で前回の発掘作業でこの司馬懿と夢主の線画の存在を思い出し、空き時間がある時にちょいちょい塗っていました。ネタマニにも途中の絵を載せたような気がするのですが、時間的にも季節的にもあらゆる意味で今頃かよ!な代物になっています。この寒い時に背景桜だし、なんか司馬懿は半袖だし…。見ているだけでこっちが寒くなります。ヒー!!

悪花Vぴぃ様が厚塗り風だったので司馬懿も夢主も一緒にしてみよう、と思ってベタベタと濃いめに塗っていました。これ、何を考えてこんな衣装にしたんだろう…多分悪花Vぴぃ様が胸元ザックリ開いたSM風の衣装だったので司馬懿も合わせてみたつもりなんですかね。半年前の私の考える事はよく分かりません。(謎)

でも、司馬懿が腕組みのポーズを取っている為に胸から下が腕に隠れて見えなくなっている構図なんですよね。司馬懿の腹筋を描き込む&色を塗る事が出来なくて寂しいです。本当はヘソ下辺り(男子的絶対領域)までパックリ開けたかったのですが、胸板と腕の部分が塗れたのでそれなりに楽しかったです!

男子がこういう風に腕組みしているポーズ、大好きなんですよね。男子であれば腕組み、女子であれば「寒〜い!」みたいな感じで両腕を胸の前でクロスさせて自分で自分の体を包み込んでいるあのポーズが好きです。好きなポーズは色々ありますが、この二つは自分の中でも萌えポーズランキングのかなり上位に入る二大萌えです。

腕組みって、心理学的に見ると他者を威圧する&牽制するポーズの一種だと聞いた事があります。腕組みをして正面にいる相手をじっと見る。威圧的ですよね。何かを考えている素振り、「これ以上は(自分の)中に入らせない」というガードの姿勢、守りの体勢。

自らの手を相手に差し出す握手という行為が親愛の情を表すポーズだというのなら、相手が決して自分の手に触れられないように自らの胸元に両腕を引き寄せ、内側に折り畳んでしまう腕組みはまさに拒絶のポーズではないかと思います。

よく喫茶店とかでカップルや友人同士、またはいかにも商談の話をしているというようなビジネスマン同士の片割れが腕組みをしながら椅子の背もたれに大きく上体を預けているシーンを見かけますが、大抵そういうポーズを取っている人間の顔は渋い顔や苦笑いであり、「えー、本当にそうなのー?」とか「いやいや、さすがにそれはこちらも困りますよ」とか戸惑いの言葉を述べている事が多いような気がします。疑いの目。苦い表情。

例え目元や声が笑っていたとしても、それは決して本心ではない。相手に本当の意味で心を許していない、本人にしか分からないどこかの一線でガードしているような感じがします。だって、腕組みって少なくとも心の底からリラックスしている時のポーズじゃないですもんね。

それなので、ドSキャラ×腕組みって自分の中では凄く萌える組み合わせなんですよね。威圧的、高圧的、警戒心、油断がない、隙がない。簡単には他人に心を開かない、自分の内面を見せない彼らの性格と腕組みポーズは雰囲気的によく合っているような気がするのです。何て言うんですかこう…ただ単に腕組みしているだけじゃなくて、「ああ、あの人がこういうポーズとっていると凄く似合うわー」と思ってしまう組み合わせなのです。

腕組みをしながら「ふん。その程度の事しか考えられんようでは話にならんな」とか言って、人を馬鹿にしたように鼻で笑う曹丕。「私に話だと?……何の用だ」と腕組み&怪訝な目付きで相手を睨みながら尋ねる司馬懿。「お前のその話が信用に足る話である、という確固たる証拠は?」と言いながら畳の上であぐらをかいて腕を組み、疑問に満ちた声で問う三成。萌えます。彼らの他者に対する拒絶感、不信感、ガードの硬さにマッチしている気がするんですよね。この腕組み。

ほいで、悪花Vのぴぃ様の絵が普通(?)だったので、今回はちょっと遊んでみました。司馬懿の背後に死神です。夢小説中で曹丕&司馬懿=悪魔的な描写を入れていますので、それっぽい感じのダークな…もしくは不吉な?感じの絵を描いてみたかったのです。今回の絵で自分的に上手く描けた!と思うのは死神の鎌でして、なんとなく金属っぽい感じに見えるように描けたかな?と思いました。後は……特にナーシ!!(震)

死神の頭部=ガイコツ部分はガイコツの標本画像を資料にしながら描いてみたのですが、頭部が凄く歪んでいたと言いますか、「何だこれ」な感じになっていたので黒フードを被せて誤魔化しました。ほいで結果的に黒い布地で桜の背景が見えなくなってしまったので花びらを飛ばして誤魔化してみたり(どんだけ誤魔化せば気が済むんだ)なんかゴチャゴチャしてますね。いつもこんなんばっかり!

なんかこの司馬懿、温泉旅館の浴衣を着ているかお祭り用のハッピを着ているような絵に見えてしまいます。今見ると。御輿を担ぐお兄ちゃん達がこんな感じの胸元開いた半袖ハッピ着て腕組みして道に立っていたりしますよね。扇子も持っているのでますますそっち系に見えてきました。ぬおおお…本当に私の描く衣装はセンスないなー!

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