illust | ナノ 【創作】秀英
【創作】秀英
悪花V夜桜シリーズ第2弾・創作キャラの秀英です。

例によって話の展開上必要なキャラだったので適当にこしらえてみた創作キャラクターなのですが、悪花Vの読後感想を送って下さった閲覧者様の中でちらほら彼の事が好きだと言って下さる方がいらっしゃってとても嬉しかったです。

それでキング同様「こんなやつです」みたいな感じで秀英のイラストを描いてみようと思いました。最初は完全なラフ画の状態でそれに適当に色を付けており、完成後はいつも通り落書き庵に突っ込もうとしていました。

しかし何度も何度も「あーでもないこーでもない」とグチャグチャに描き直している内に結構真面目な線画が出来てしまい、ここまできっちり描き込んだのであればどうせならきちんと色も塗ってちゃんとした絵を描いてみるか!と思って挑戦してみました。いつもながらの適当創作キャラという事で、メインキャラの絵を描いている時とはまた違った新鮮味があって楽しかったです。

秀英の外見についてはどうしようか悩みました。悪花Vに登場した彼の外見に関する説明文は

≪長身で余計な贅肉の全くない肉体と、男らしく凛々しい顔立ち。髪は耳より下で、襟足が肩にギリギリかかるかかからないか位の短髪だが、ストレートでサラサラッと風になびくような品の良い感じが女性陣の心を捕らえる≫

…みたいな事を書いていたような気がするのですが、ストレートで耳の下辺りの髪型って一番被りやすい髪型ですよね。漫画や小説に出てくる男性キャラの定番の髪型と言いますか、帽子を外した陸遜系の髪型を想像してしまいます。

救いは「襟足がギリギリ肩にかかるか〜」の部分だったので襟足を長くすればちょっとはディクソンとの差別化が図れるのではないかと思いましたが、ただの思い込みと言いますか、「どう見ても陸遜モドキです」みたいな自己満足の仕上がりになってしまいました。でももう描いちゃったからキニシナイ!

ここにきて何でストレートにしたんだろう、いっその事天然パーマって書いておけば他キャラとの差別化が図れたのに!と思いつつ、今から小説の中身をいじって「まるで異国の男性のような天然パーマが女性陣の心を捕らえる」とか書き直してもそれもなんだかなあ、強引すぎるぜと思いますし、何より小狡い気がします。今更都合により改変かよ!みたいな。そんな訳でもう開き直ってこの髪型で!

着色するにあたって一番悩んだのが髪の色です。同じ創作キャラだと珠稀=赤、秦=ブルーブラック、キング=漆黒の3通りにしておりますので、彼らとはまた違った髪の色にしてみようと思いました。最初の案では黒髪にしようと思っておりましたが、黒髪はすでにキングで使用しているので別の色にしようと路線変更。

ほいで、他のキャラとは被らずに、それでいてあまり奇抜ではない色にしようと思いました。珠稀の赤髪はかなり奇抜な色ですが、リアル社会でもV系バンドのお兄ちゃんとかで赤髪の人は存在していますので、「有り得ない色ではない」と思って採用しております。

じゃあ他の色は何があるのかと言いますと、金髪とか銀髪とかが実際に存在する髪色ですが、すでにましゃ兄が金髪ですし馬兄貴と太公望が銀髪キャラという事でますます「誰だこいつ!」みたいになるので却下という事に。

緑ががかった黒とか紫がかった黒…というのも考えてみたのですが、秀英のキャラクター属性が「爽やかで明るい好青年(風)」という事から考えてみますと、それらの髪色は「明るい性格のキャラ」に適応する色ではないような気がするのですね。

何と言いますか、そっち系の色ってどちらかと言えばクール系のキャラに使用される色合いな気がします。特に紫なんかそうですよね。紫と言えばクールで高貴、冷静キャラの代表色みたいなイメージがあります。ダークグリーンも又然り。

かといって、思いっ切り髪の色を明るくして水色とかオレンジとかピンクとかにすると、無双の世界観と言うよりはファンタジー系やSFチックなキャラになってしまうだろうか、やはりここは一つ無難な髪の色にした方がいいのだろうか…と悩んだ挙げ句結果的に明るい茶色で落ち着きました。長時間悩んだ割りには定番過ぎる位の定番色です。ひねりも何もナッシングゥーです。

この「秀英の髪の色を何色にするか」の作業だけで通算3時間くらい悩み、実際にPCの画面上で色々な髪の色に塗ってみてはやっぱりボツ、これもボツ…とやっていたので、最後の方になってくると段々適当になってきたと言いますか、「もうこれでいいや」的な意味で諦め混じりに茶色にしたような気がします。

あと、自分の中で「爽やかなキャラ=明るい茶色、栗色の髪」というイメージが出来上がっているのも選択理由の一つです。暗い髪の色は落ち着いた性格、真面目な性格、クールな性格…みたいなイメージがあるのに対し、明るいヘアカラーは活発性、積極性、ネアカな性格みたいなのを表すシンボルみたいな気がするんですよね。漫画やゲームのキャラクターでも大体明るい性格のキャラは大抵明るめのヘアカラーだったりしますし。

ほいで、自サイトの夢小説における鉄則≪夢主に絡むキャラは美形キャラである事≫というのに基づいて、小説内でお約束のように美男子設定されていた秀英ですので、絵の方でもそれっぽい感じのお兄ちゃんにしてみました。一人称が「僕」キャラは一人もいなかったのでそれも新鮮味があっていいかな?と思って採用しましたが、茶髪&短髪で僕キャラは個人的に萌えツボをてんこ盛りにした感じで書(描)いていて楽しさがあります。

何たって夢主の心を一瞬でも奪った≪ロミオ≫ですから、こんなお兄ちゃんに優しい眼差しで見つめられ、お互いの吐息が触れるほどに急接近&髪の毛を撫でられながら

「どんな男性がお好きですか?顔とか身長とかにはこだわりないですか?と、言いますか…好きですか?男性」
「僕の事…本当はお嫌いですか?」

と甘い声でビシバシに迫られたらさすがの夢主も腰砕けになってしまうのではあるまいか…というような男性をイメージして、脳内で「色男…色男…女タラシ…女タラシ!!」と念力を込めながら(?)描いておりました。結果的に大して色男の絵に描けなかったのは私の画力不足によるものですが、ここまでの流れとして楽しく描けて満足です。

秀英=高級文官という事で衣装も刺繍入りで高級チックな感じを目指してみました。爽やかキャラの基本中の基本とも言える白ベースに、魏カラーの紺色です。色男と夜桜の組み合わせは大好きなシチュエーションなので、何枚描いてもワクワクします。

小説内であんな感じになってしまったので一回限りの単発キャラである可能性が高すぎる秀英ですが、個人的には気に入っているキャラなのでまた何か機会があれば番外編みたいな感じで再登場(これを世間では使い回しと言います)させてみたり、絵の方でもちょいちょい描いてみたいような気がします。茶髪×美青年×僕キャラLOVE!

前へ | 次へ

[戻る][TOP]
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -