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菜緒様へ司馬懿
菜緒様に捧げる司馬懿です。

今回菜緒様から頂いたキリ番リクエストは「司馬懿」というキャラ指定だけで絵の内容やシチュエーションに関しては特に指定がなく、こちらにお任せ頂けるという事でしたので、「こんな司馬懿が描きたい!」「こんな彼が好きだ!」と思う司馬懿の絵を描かせて頂きました。自分の中にある司馬懿萌えと愛情を込めて自由にのびのび描かせて頂けたのでとても楽しかったです!

そのキャラが大好きだ!という方から頂いたキリリク絵に挑戦させて頂く時には「○○好きの●●様に気に入って頂けるように、出来るだけカッコよく描けるように頑張ろう!」と思って毎回緊張しながら描いていましたので、司馬懿スキーの菜緒様から頂いたリクエストという事で今回も同じようにドキドキしつつ描いていましたが、今回の司馬懿は多分自分の中では今まで描いてきた司馬懿絵の中で一番自分的に満足しているイラストです!

所詮はどこまでいっても自己満足に過ぎない二次創作作品ではありますが、自分の考える「司馬懿ってこんな感じ!」というのが今までの絵よりも多少は描けたような気がするといいますか、多少はマシな物が描けたような気がします。一人で勝手に喜んでいても仕方ない事は分かっていますが、やっぱり人様に差し上げるのが目的の絵の場合は少しでも自分的にいい感じの絵が描けると安堵&喜びを感じます。嬉しいです!

今回描かせて頂いた絵のシチュエーションとしては勤務中の司馬懿です。絵でも小説でもどんだけそのシチュが好きなんだ!という感じですね。普段のメイン夢といい短編集といい、勤務中の描写ばかり突っ込んでいる話が司馬懿は多いです。

武闘派メンズの場合はイメージ的に業務外の休憩時間に夢主と話をしているとか戦場での話とかそういう事を書きたくなるのですが、軍師系メンズはやはり机に向かって色々やっていたり会議云々みたいなシーンを書きたくなる…と言いますか、真っ先にそういうシーンが浮かび上がります。その上、仕事をしている時の彼らが一番カッコいい!みたいな思いもあるのでついそういうのを書きたくなってしまいます。

現実世界に照らし合わせて考えてみますと、スポーツマンや格闘家なら試合中、歌手ならステージの上、シェフなら料理中、ビジネスマンなら仕事中がその人の本領であり、その人が一番輝いて見える舞台だと言いますか…そんな風に思うのです。それなので、私の中にある「司馬懿は仕事をしている時が一番カッコいい!」という勝手な思い込みに基づいて彼の絵やら夢やらが作成されています。勿論、仕事以外の時でもバリバリにカッコいいと思うのですが!

そんな訳で、今回の司馬懿も懲りずに勤務中の設定となっておりまして、作業の合間に手を止めて夢主に語りかけているシーン、みたいなのを思い浮かべつつ描いてみました。この絵だと画面外で切れておりますが、司馬懿の右手の先には筆が握られている感じです。

シャーペンやボールペンと違ってこの時代は筆なのでクルクル回すと墨汁が周囲に飛び散って悲惨な事になりそうなのが残念な所ですが、もし司馬懿が現代っ子なら仕事の合間に筆記具を指先でクルクルと回して弄んで欲しいです。なんかそういうの、司馬懿ってやりそう&器用そうじゃないですか?一度も机の上に落とさずに何回転でも上手にやってくれそうな気がします。クルルルルッと!

個人的なイメージですが、陸遜や周喩、姜維、三成といった軍師系メンズは私の脳内で「考え事をしながら筆記具クルクル」をやっていそうなイメージです。しかもまたその仕草がやたらと様になるんですよ。物思いに耽りながら筆記具を弄ぶ彼らの図。何をしてもカッコよく思えてしまうのが美形の得な所です。全くもう〜憎いんだから〜カッコいいんだから〜!(ブツブツ)

ほいで、右手で筆を軽く揺らして弄びながら夢主に話しかける司馬懿なのですが、この中には私の中にある司馬懿萌えや個人的な萌え要素がたっぷりと混入されています。まずはあれです、あの司馬懿(「あの」がつくのが重要!)と同じ部屋で働ける、というか机を挟んで真正面とか真横という超至近距離で仕事が出来るというだけでも凄い貴重な事だと思うんですよね。仕事に厳しい鬼上司、ミスの一つでも犯そうものなら辛辣な言葉で叱咤されてしまうという危険要素はこの際横に置いておいて!

そしてその次、司馬懿が話しかけてくれる事の喜びです。司馬懿って、興味の無い相手にはとことん冷たい男だと思うのです。ですので、そんな彼が、普通の相手であれば仕事上最低限必要な事しか口を聞いてくれないという彼が、業務以外の事も振ってくれるという喜び。彼にとっては下らないだろうと思えるちょっとした世間話にも話しかけたらたまには付き合ってくれるという喜び。これ、私の中にある司馬懿イメージ(=近寄りがたい高嶺の花)からすると物凄〜く特別な事だと思うのです!

そんな選ばれし者だけに与えられるスペシャルな恩恵というものを、夢主はナチュラルにゲットしています。こんな都合のいい展開が可能なのが二次創作のいい所です。ヒャッホー!そうは言ってもその恩恵を得られる代わりに司馬懿に虐められたり罵声を浴びせられたりするマイナス点もあってそれで夢主は毎回メソメソしている訳ですが、そんな事は司馬懿が好きでたまらない魏城の女達(夢主以外)にとっては「司馬懿様のお側にいられるのならそんな事どうだっていい!!」と思える程度の事…かもしれない!というのが私の考える「魏の女→司馬懿」目線です。違うかなー。多分!(やや疑問)

ほいで、さらに追加で盛り込みたかったのが「上目遣いの司馬懿」です。なんかこう、絵でも夢小説でもそうですが、ドSメンズの場合はプライドの高さとか気位の高さ、態度のデカさみたいな所から他人を見下ろしている絵、または見下ろしている描写を小説内で多用しています。夢主の事を1話内で何度見下ろす&見下しているのか書いている自分自身一々数えるのも面倒臭いくらいです。多用しすぎだろ!

それもあって、普段は「見下ろす」司馬懿ばかり書いておりますが、たまには逆に夢主を「見上げる」司馬懿に挑戦してみたいと思いました。ほいでも、何と言っても司馬懿は生粋のドSメンズです故、普通によくある感じの『上目遣い=媚びる』というイメージではなく、『上目遣いの時ですらビンビンに溢れ出るサドっ気』のような、『これがドS(だからこそ)の上目遣いだ!!ババーン!!』みたいなものを描いてみたい!と思いまして!ううむ…相変わらず何がしたいのか全く伝わらない意味不明な説明文です!

こう、場面設定としましては、曹丕短編夢の『スイートペイン』で夢主が司馬懿に贈り物をした時にその筆セットに司馬懿が文句を言い、それを聞いた夢主が「そんなに気に入らないなら返して」「嫌な物をわざわざ受け取って貰わなくたって…」と反論した際、上擦る声で言い募る夢主を、司馬懿が上目遣いに眺めた≠ンたいな事を書きましたが、とりあえずあんな感じです。

不安や緊張、弱気といった『弱い立場の上目遣い』などではなく、どちらかといえば意地悪、狡猾、冷徹、威圧感、そういった物がプンプン匂ってくる『強い立場(上から目線)の上目遣い』みたいな…。これ、以前日記の添付絵としてにラフ〜線画清書の途中経過をUPしましたが、無着色の線画だけの段階の時の方がもっと意地悪っぽい絵になっていたような気がします。なんか色を塗ったら微妙に目元や口元が柔らかくなって根性の悪さが減少したような気が…ううう…それだけショック!

夢主が傷付いたり、落ち込んだりしている時に、すぐ隣に、または目の前に司馬懿がいて、こんな感じでちょっと首をかしげながら「どうした。何をそんなにすねる事がある」とか「その程度の事で怒るなよ」とか「私に何か言いたい事があるとでも言うのか。…ん?」と意地悪感たっぷり、人の感情を煽る気満々、それでいてどこか自分の返答をねだるような、少しだけこちらの機嫌を気遣うような(あくまでもほんの僅かというのがミソ)甘い響きを込めた低い声で、至近距離から自分の顔を覗き込むような感じにして司馬懿に囁かれたら、夢主どころか大抵の女子は脳みそが沸騰するんじゃないかと思うんですよね。例えその直前まで司馬懿に虐められていたとしても。いつも通りの私の勝手な思い込みです!

曹丕や司馬懿、三成って、そんな自分の魅力をよく自覚していそうな感じがします。凌統みたいな遊び人・女タラシ的な路線での「女心の理解」というのではなく、そういうのとはちょっと方向性が違うタイプの色男っぷりと言うのでしょうか。女心をタラシ込むのではなく、あくまでも自分達は世の女性達にとっての「ご主人様」であって、自分の顔で、自分の声で、こんな風にして言えばどんな女でも逆らえなくなる事を知っているとでもいうような。

大なり小なりの違いはありますが、世の女性全てが持っている秘められたマゾ心を一気に煽るというような、「私、自分だけは絶対にMの気はないと思っていたのに!」と言い張る女性ですら曹丕&司馬懿&三成を実際に目の前にしてしまうと「あああ…○○様…(うっとり)」となってしまうような何かがありそうな気がするんですよね、この3人。恐ろしや!ほんでもってそんな自分の力に気付いている、その魅力を最大限にフル活用しているようなイメージが私の脳内イメージによる彼らだったりします。

彼らはですね、夢主の心が自分にあるのをちゃ〜んと分かっているのではないかと思います。表面上は素知らぬ振りをして。それで、自分の好きなように苛めて苛めて、夢主が耐えられなくなって自分達から離れていこうとしたり、少しでも反抗心を見せようものなら、それを全て見透かしたような絶妙のタイミングで「そう怒るな。機嫌を直せ。…私(俺)が本気で言っている訳じゃない事くらい、お前なら分かっているだろう?」とか夢主を下から覗き込むような上目遣いでチロッと眺めて、意味深にニヤッと笑いそうな感じです。ほいでその度に心がくじけて彼らにメロメロになってしまう夢主、みたいな!

そんな訳で、「勤務中に意味深な事を言いつつ、超至近距離から菜緒様をS気味の上目遣いで見つめてなだめる司馬懿」みたいな司馬懿に挑戦させて頂いた次第です。おお、ここまできてやっと何が描きたかったのかというのがまとまりました。どんだけ文字数を無駄に使っているんだ!

ここまで書いてきてふと思ったのですが、夢主に仕事の話をする司馬懿、夢主をからかう司馬懿というのは安易に想像が浮かびますが、夢主と世間話をする司馬懿というのは何となく不思議な感じがします。あれだけ長く夢主と一緒にいれば(そしてある程度心も許しているのであれば)司馬懿だって世間話の一つや二つくらいしてくれそうですが、何を話すのか謎です。「あそこの店のフカヒレが旨い」とか「欲しい本が図書室になくてな」とかポツポツ話してくれるのでしょうか。なんかイメージと違うなー!普段夢主と何を話しているんだろう。世界・不思議発見!

こちらは例によってオマケで作ってみた闇ver.の司馬懿です。黒グラデーション+スモーク+赤目仕様にしてみました。暗闇の中で目だけがランランと光っている、みたいな構図は大好きです。いい男は太陽の下でも闇の中でも輝きが変わらないと思います。それにしても原作の司馬懿は何であんなにカッコイイんでしょうね!大好きだー!!

→司馬懿闇Ver.(反転)

大分遅くなってしまいましたが、謹んで菜緒様に捧げさせて頂きたいと思います。いつも通りの拙いイラストですが、少しでも気に入って頂ければ幸いです!改めまして菜緒様、リクエスト有り難うございました〜!!

※4/4追記:オマケで司馬懿が瞬きをするアニメーションGIF動画を作ってみました。こちらは480×320サイズの物で、普段VGAサイズでサイズで見て下さっている方への画像です。画像容量は約130KBもありまして、PCからなら大丈夫だと思いますがお使いの機種によっては表示出来ない事もあるかと思います。確かドコモは最近の携帯だと大丈夫なようですが、旧機種だと100KBまでしか表示出来ないんだったかな?(ちなみに私の携帯も上のサイズ小のやつしか表示されません)

ソフトバンクは300KBまで楽々表示出来るサイト巡り最強携帯だと思いましたが、auとドコモ一部機種の方は無理かもしれません。特にauの方は履歴が吹っ飛ぶ事もあるとお聞きしますので、「やばいかも…」な方はご注意下さい。「私の携帯(PC)なら余裕!」という方はどうぞ!

司馬懿瞬き・大(130KB)

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