「…ッおれ、のココを…触ってください…っ」

「…触るだけでいいのか?」

キリハはそう言ってそっとタイキのそれに触れた

「ひっ…!………?」

触れた、だけだ

他に何もしない

局部に中途半端に刺激を与えられて、タイキの熱は溜まる一方だ

タイキはたまらず、首をいやいやというように振り乱しながら頬を紅潮させる

「さっ…触るだけじゃ…い、やだ!…もっと…強く握って、こすって欲しい…」
タイキはたどたどしい口調で羞恥に心をかき乱しながらキリハに懇願した

伏し目がちのタイキの濡れた睫毛がふるふると震えていた

「…!?…あ、ああ」
タイキの淫らな哀願にキリハ一瞬驚愕した
そしてその後、身体の中心に血液が溜まっていくのを自覚した

ただでさえ先程からタイキの愛らしい自慰を拝んで自身は爆発寸前だったのに、今の淫靡な様子の破壊力たるや股関にクる等の騒ぎではなかった

タイキに淫語を言わせる為だけに、俺はよくここまでがっつかないでいられた、とキリハは自分自身を誉めてやりたい位だった

シュッ…シュッ…!

「はあああぁぁ…んっ、や、もっと…!」
「淫乱にも程があるぞっ…タイキ!」

「…たりないっ、ぜんぜんたりないよぉっ…!」

キリハはタイキのそれを言われた通り、強く上下に扱いていく

タイキは泣きながら髪を振り乱し悦びを表していた

キリハは自分の手中で乱れ狂うタイキの様子に生唾を飲み込ばかりだった

「はうっ…お…っひりがっ…おひりの奥がうずうずするぅっ…!」

触れられる悦楽に理性が吹っ飛んだタイキは先程弄っていた菊座がざわついて仕方ないことをキリハに訴えた

「…そこをどうして欲しいんだ…?」

「お…奥に…!おくに…ふっ、太いのっ!…欲しいっ…ひっ!!」」

キリハはいやらしく よがるタイキにこれ以上の辛抱が出来ず、タイキの皮の被った幼いそれを口に含んだ

突然の口腔粘膜の湿潤感にタイキは短い悲鳴をあげた

それに欲情したキリハは口に含んだそれを音をたてて吸い上げ、尿道に舌をぐいぐいと押し付けた

ジュルッ…ジュルルルッ…ズズッ

尿道から溢れ出る体液を吸いつくすような水音にタイキは陰部ばかりでなく耳まで犯されているような気持ちになった

「あ…あぁ…ああぁあっ…」陰茎にもたらされる持続的な刺激にタイキは喘ぎ声を止めることができない

常に開ききった口からは唾液が、虚ろな瞳からは生理的な涙が、度重なった性的興奮からか身体中からの発汗が

それらのせいでタイキの顔はぐちゃぐちゃになっていた

そして局部付近は言うまでもないだろう、今まで放ってきた自身の先走りや精液が、腹部やささやかな陰毛にこびりついていた

キリハはそんなタイキの様子にまた股関を膨らませるのであった

それとともに、タイキに対する欲望、加虐心が募っていく

もっとタイキを乱したい

もっとタイキに淫らなことをさせたい

キリハは突如タイキのそれを舐めるのを止めた

「あっ…!……ッ?」

もう少しで達することができそうだったそれの刺激を中断され、呆けた顔をするタイキにキリハは意地悪そうな笑みを見せた

「足りないか?」

「ッ…!」

問いかけつつ、キリハは窮屈な己のズボンのジッパーをさげて、自身を取り出した

タイキの痴態に反応したそれは、重力に逆らい空に向かってそそりたっていた

「〜〜……ッ!」

タイキはそれを見た瞬間いたたまれず顔を背けた

「尻の奥が疼くんだろ?…俺のこれを挿れてやる、俺も早くお前の奥に挿れたい…ただし条件がある」

キリハはタイキを見下しながら言い放った

「今俺がしたように、俺のこれを舐めろ」

「!?…な、なにいって…」

タイキは驚愕した
つまり、キリハは自分にキリハのそれを舐めるように言ってるのだ

自分がされるのも羞恥に押し付ぶされそうで適わないというのに

キリハのを舐めるだなんて…そんな恥ずかしくて汚いことなんかしたくない

しかし、それをしないと自分は欲を満たすことが出来ない

「出来ないならこのままだぞ…?俺は自分でこの位処理できる…お前はどうだった?タイキ」

「くっ…!」

タイキを意地の悪い笑みを見せ覗きこむキリハに、タイキは反論出来なかった

確かに自分での自慰はまだ拙く満足に気持ち良くなるにも限界がある

しかし以前キリハと繋がった時の充足感たるやなかった

その快楽を覚えているタイキの身体は、更なる刺激を期待して疼き続けるのである

この熱は…自分では解決できない

キリハを頼るしか他はない

タイキは半ばやけくそに叫んだ「わっ…わかったよ!やればいいんだろ!?…どうなっても知らないからな!」

「ああ…俺を楽しませろ、タイキ」

闇夜にキリハの影が揺れて嗤った


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