※小スカ表現少しあり注意



「う…う〜ん…?此処は…?」
もう何分?何時間経っただろうか?気を失っていたタイキは漸く目を覚ました
辺りはすっかり陽が暮れ、一面真っ暗だった
だが景色は開かれた岩肌が多く先程のフィールドとは別の場所だとわかる

「イテテ…ん、あれ…?」

周辺の様子を確認しようと動き出そうとしたタイキは、先ほど拳を入れられた鳩尾の痛みを思い出し、手で鳩尾を抑えようとしたが、身動きができない

「!?…縛られてる!」

無理に動かそうとすれば、食い込んだ縄が皮膚を傷つける
どうやら木に、後ろ手で縄をくくりつけられてるらしい

…誰がこんなことをしたのかなど嫌でも分かっている
タイキは顔をしかめた

「やっとお目覚めか?待ちくたびれたぞ、タイキ」

「…キリハ…!」

何処に行っていたのかタイミングよくキリハが戻ってきた
冷たい微笑をたたえ、木に拘束されているタイキの目の前にこれ見よがしに、しゃがみ込む
きっと睨みつけるタイキを尻目に、キリハは何食わぬ顔でタイキの全身を舐め回すように観察していた
その傲岸な態度の中に何処か嬉々とした表情が見え隠れしていた

「此処は何処だ!?皆の所に返せ!」

自分がいないと、デジクロスが出来ない

もしあの卑劣なバグラ軍が指揮官のいないクロスハートを攻めてきたら…と考えるとタイキは気が気じゃなかった

そんなタイキを後目にキリハは冷淡な微笑を称え淡々と言放つ

「…此処は俺が既に手に入れたフィールドの拠点地域。そしてお前を奴らの所に帰すつもりはない、お前は俺の片腕になるのだからな」

「ふざけるな!…俺には守らなきゃいけない仲間達がいるんだ!お前の配下になるつもりはないっ!」

タイキはきっぱりと言い捨てる
この男には近づきたくない、黒いものを感じる

タイキは初めてキリハと対面した時彼に対しそう感じた
その気持ちは今も変わらず自分を無理矢理ここまで連れてきたあげく、縛りつけている非道な行いをする彼に下る等冗談じゃなかった

「ッ…まだ自分の立場がわからんようだなっ!」

パァン!

「ぶっ!?」

乾いた音が岩肌にこだまする
激情したキリハがタイキの頬を思い切り叩いたのだ
叩かれたタイキの頬はすでに発赤を帯びていた
驚愕したタイキはキリハに食ってかかる
ように問う

「な、なにをするっ!?」

「…お前に仲間など必要ないっ…!お前は俺の片腕になるんだ…奴らのこと等忘れてしまえ…っ」

「〜っ!ふざけるな!」

キリハの己の仲間を軽視した発言、理不尽な暴力にタイキは自由な足をキリハの顔面目掛けて振り上げた
しかし、その足はキリハの顔に到達する前にキリハに受け止められてしまった

「…ッまだ俺に逆らうかタイキ…!それがどんなに愚かなことか今からじっくり解らせてやる…」

グイッ

「あ…!」

キリハはそうタイキの耳元で囁きつつ、黒い笑みを見せながらタイキの片足を掴み思い切り開いたガッ…!!グッグッグッ…!

「は、はあぁああ…っ!!?」

そして片足を掴んだまま立ち上がり、タイキの無防備に晒された股関を踏みつけ、ぐりぐりと爪先を押し付けた
足を急に開かされた衝撃に気をとられたタイキに襲ったその刺激は、想像以上に大きいものだった
タイキは度重なった緊張で忘れていた尿意を思い出してしまったのだ

「く…はぁっ…ん…痛っ…い、いやだ…っやめ…」

強制的な股関への刺激に、頭では不快であると感じているのに、身体は言うことを聞いてくれない

タイキは尿意とは違う得体のしれない感覚のせいで唇から溢れでる喘ぎが止まらない
そして尿意を確実に思い出した身体は尿を外に出したいとタイキに痛みで訴えてくるのだ

「痛くないと仕置きの意味がない、そんな声を出して…満更嫌ではないんじゃないか?」

「…はぁうっ!!」


それでもキリハは股関への刺激を止めない
止めるどころか、服の上からタイキの中心の形を爪先でなぞり、刺激を与えてくる
タイキは迫りくる尿意と、尿意とはまた違う別の感覚にどうにかなってしまいそうだった

「あっ…ほん…とダメだぁ…っあぁあ…出ちゃっ…ぅからぁっ…!」

「ハッ…こんな所を踏みつけられて…何が出るんだ?そんなはしたない声を出して…とんだ淫乱だな」

キリハは尿と違うものと勘違いしているが、タイキの知ったことではない

「いや…もぅ…んっっ…ひやああああああっ!!?」

タイキの膀胱はもう我慢の限界にきてしまった
そんな折にキリハに股関をギュッと強く踏まれたタイキの尿意はもう歯止めがきかなかった
悲鳴のような叫び声をあげたタイキは思い切り放尿してしまった



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