「おい、檜山…」


「何だ?」


「何だじゃない!これはどういうことだ!?」


「おいおい、そう焦るなよ拓也…今説明してやるから。」


「お前が言いたいことはわかる。何故俺達がこのやっつけ感溢れるアイコンで喋っているか、だろう?」


「…あ、ああ。この雰囲気は…おそらく」


「質問企画、だな。このサイトに来るお嬢さん方なら察するのにそう苦労しなかっただろう」


「ま、まさかやるのか!?このサイトも!」

「どうやらそうらしい。管理人から言伝を預かってきた…なになに『別ジャンルのサイト様でやってたのが羨ましかったからウチは青猫組でやろうぜ!』とのことだ」


「ハア…これだから管理人は。結局他人のパクリか…」


「管理人的には良いものはどんどん取り入れようって魂胆なんだろうがな…ま、余所様の目からはそう映っちまうのは仕方ない」


「ん?…待て。何故今このタイミングなんだ?四万まではまだまだあるぞ」


「リアル生活への苛立ちと同人原稿が終わらないせいでムシャクシャしてやったんだろ。まあ、最もな理由をつけるとすれば、指図ブースト発売発表記念ってか?」


「発売までひと月あるのにも関わらず…気が早いな」


「そういえばお前、プレイヤーキャラになれて良かったな」


「しーっ!しーっ!まだ公式サイトで発表されてないんだぞ!」

「このサイトがネタバレにまみれてるのは今に始まった訳じゃないだろう?そうカリカリすんなよ、禿げるぞ?」


「余計なお世話だっ!」


「まあそんなこんなで、ウチも質問企画をやるぞ。名付けて『ブルーキャッツお悩み相談室』だ」


「………………」


「…どうした?」


「………どうせ何のひねりもないんだろうということは解ってはいたが…まさかここまでとは…」


「文句言うなら全部お前に押し付けるぞ」


「で、俺はどうすれば良いんだ?(キリッ)」


「(こいつ切り替え早いな…)俺と一緒に質問に答えていけば良い。お嬢さん方の日頃の悩みから俺達に聞きたいこと…後此処はバン受けサイトだからな。ソッチの質問もどんとぶつけて来い。答えられる範囲で答えてやろう」


「檜山…一つ気になることがあるのだが、この質問は俺達だけへのもののみなのか?」


「他の奴も可能っちゃ可能だ。『どうしてもこいつに答えて欲しい!』という希望があれば、そいつを店に呼んで答えさせてやろう。だが、大人の事情ってヤツでその際は遅くなるかもしれんな」


「ならば基本は俺達が進行ってことだな」


「それはどうかな?…第一俺達オッサンだけでってのはむさ苦しいだろう?
勿論『あいつ』は店に呼ぶつもりだ。このサイトに来てくれてるお嬢さん方はわかるだろ?」


「なるほど…そういうことか。まあ当然だな。やはり『主役』が居なければ始まらない」


「だな、そういう訳で宜しく頼む。すでに質問は締め切った。詳しくは隣の『企画』リンクを見てくれ」


「『結果』リンクで引き受けた質問が見られるようにした。そちらを更新していくので、チェックしてくれ」
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