山中にて
「あっ、はぁ…うぅ、ん…ッ」
「…どうしたバン、もうお手上げか?」
「はぁっ…ん、レックス…!レックスぅ…っああぁっ!」
ブチュッ…グチュッ!
山中に響き渡る卑猥な粘着音、劣情を煽る嬌声
息を荒げながら、片や欲望をその身に受続け、片や欲望のまま腰を降り続けている
野生の獣が交尾するかのようなそれは、奇しくも二人の人間によって行われていた
鬱蒼と茂る森林の木々の間
レックスとバンは互いを求め、睦みあっていた
本来、LBXバトルの修行目的で山ごもりをしていた二人だが、LBXの師と教え子の他に彼らは秘密の恋人同士だったのだ
LBXバトルで興奮し、熱くなった体を鎮める
そんな折、二人がやる事といえば一つだった
それは月並みな言葉で言えば、『性行為』と呼ばれるもので
同性同士、しかも一回り以上離れた年齢
それは本来異質で許されざるものではあったが、その行為を咎めるものは此処にはいなかった
何故なら、この山にいる人間はバンとレックス二人だけなのだから
「ふっ、はぁ…!!ッン…!あァ…!」
グ…ジュッ、ジュボッ…ズッ!
木に手をついて喘ぐバンの細腰を掴み、レックスは幾度も後ろから攻め立て続ける
レックスがピストン運動を繰り返す度、バンの口からとめどない嬌声が漏れる
LBXバトルを楽しむ彼の無邪気な姿は今や見る影もない
虚ろな瞳で虚空を見つめ、口を開いたままのだらしない表情
レックスの律動に合わせ更に快感を得ようと淫らに腰を揺らしていた
「ハハッ…そうがっつくな、そんなにコレが欲しいのか?」
ゆらゆら揺れるバンの腰に目を止めたレックスは、淫乱な彼の所作にほくそ笑むそのままバンの体内に埋め込まれた自身をぐりぐりと奥へと押し付けた
「あんッ、らめぇ…!ッそんなにつよくシたらァ…ッ」
「壊れちまうってか?…心配するな、明日の特訓に響かねえ程度に手加減してやるさ」
「ふアァッ…!!」
バンの耳元にねっとりと囁いたレックスは、より激しく律動を早めていった
グチュッ!…パァンッパァン!
バンの脚を持ち上げ、更に結合を深める
手加減どころか、先程よりも荒々しい攻め方にバンは息を荒げながらも、後ろで腰を打ち付けるレックスに抗議した
「ふっ…ハア…も、レックスのイジワルッ…!ぜんぜん手加減してなっ…はぁん!」
「甘いな…俺が本当のことだけ言うとでも思ったのか?…相手のウラが見抜けんようじゃまだまだ修行が足らんなっ!」
「〜〜ッ!?」」
ドピュッ〜!
最奥まで一気に貫かれたレックスのペニスに、バンは声にならない叫びをあげてイった
ずっと腫れ上がって勃ちあがっていたバンのペニスから白濁が勢いよく飛び散り、バンの腹を汚した
「!?…ッ」
射精によって急に収縮する直腸内の刺激にレックスにも限界が訪れた
バンの直腸に欲望という名の精を余さずぶちまけたのだった
ズズッ…
レックスはゆっくりとバンの体内から自身を引き抜く
閉じきれてないバンのアナルからはレックスの放った精液がポタポタと流れ落ち、土草を汚していった
レックスの精液を受け入れ気絶したのか、バンはぐったりと木にもたれかかり、レックスが支えていなければそのまま倒れてしまいそうだった
「少しヤりすぎちまったな…」
レックスは恋人とはいえまだ中学生のバンを、欲望のまま自分の好きに犯してしまったことに少しばかりの罪悪感を抱いていただが、この少年といると何故か歯止めが聞かなくなって、自分の欲望を抑えきれなくなってしまうのだ
性を覚えたての中学生じゃあるまいし…
そう思ってはいるのについバンに無理をさせてしまう
「全くコイツも…とんでもない男に好かれてしまったものだな」
そう自嘲し、互いの白濁まみれになったバンを清める為にレックスは彼を横抱きにして近くの水辺に運んでいくのだった