「兄様!!匿ってくださいませ!!」

「Ah?そんなに慌ててどうしたlittle sister」

「鬼のような小十郎が、小十郎のような鬼が!!」

「ぐちゃぐちゃになってんぞ。小十郎がなんだって?」

「怒ってるんです」

「あいつがお前を怒るなんて珍しいな」

「実は遠乗りに出掛けたんですが、小十郎にそのことを伝え忘れまして。ですがちゃんと供回りの者もつけましたし、琴のお稽古などするべきことは全て終わらせております!!」

「I see.お前のことを心配したんだろうよ」

「それはわかってます。ですが、あそこまで怒らなくてもいいではありませんか」

「ほー。どうやら姫様は反省されてないようですな」

「oh.噂をすればなんとやら、だな」

「小十郎!!何度謝れば気が済むのです!?いい加減しつこいですよ!!」

「この小十郎、ただ単に無断で遠乗りに出掛けたことを咎めているのではありません。姫様はもう無邪気に遊び回れるお歳でもないですし、いずれは嫁ぐ身であらせられます。良縁を得るためにもお転婆は控え、伊達の姫としてあるべき振る舞いをしていただきたい」

「おい小十郎」

「何でしょうか政宗様」

「そんなガミガミ言うなよ。確かにお前に何も言わずに出たのはこいつの落ち度だが、ちゃんと謝ったんだろう?なのにさらに責めるなんてしつこすぎる。それに遠乗りすんなってぇのはあんまりだ。俺と違ってきちんとすべきことはしてるんだから、多少は許容してやれ。つーか、妹は嫁になんてやらねぇ!!ぜってーやらねぇからな!!!嫁にくれってやつがいても六爪の餌食にしてやら!!dring it on !!!」(かかってこい!!)

「政宗様!!妹思いなのは良いことですが度が過ぎますぞ!!!」

「どこがだよ!!俺は妹が可愛くて仕方ないだけだ!!」

「だからといって姫様を嫁がせないおつもりですか!?それは姫様にとっての不幸になります!!」

「Shut up!!お前はこいつが嫁げればどんな男でもいいのかよ!!」

「この小十郎の認めた男でなければ姫様の夫にするつもりはありません」

「お前の認めるやつなんかいるのか?くれてやる気ねぇんだろう」

「そのようなことはけして!!」

「仮に真田幸村が求婚してきたらどうするよ」

「叩き斬ってやります」(きっぱり)

「当たり前だ。真田幸村が来たら追い返してやろうぜ」

「御意!!」

「兄上!!小十郎!!趣旨が変わっております!!それに真田様は関係ございませぬ!!」





\あんまりでござる!!/

\ちょっと!うちの旦那巻き込まないでよ!!/












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