隙さえあればかっ消そうとするザンザスさんと彼に振り回されるヴァリアーご一行。※キャラ崩壊注意。


「全員聞け!!ボスが我々に話しがあるそうだ!!」

「そんなのわかってるってるから皆集まってるんじゃん。レヴィ・アン・ポン・タン」

アンポンタン!?

「呼び出しておいて御本人様は一番遅いのかァ?」

「ボスゥー焦らすなんて、もう…上手なんだから」

ウゼェ!!!

「ま、ボスだからね。人を待たせるのが当たり前だと思ってるんだよ」

「何様俺様ザンザス様ですね」

「というかさ、マーモンはなんでそいつの膝に座ってるわけ?殺しちゃっていい??」

「あら。マモちゃん、その子よりも私の膝の方がいいんじゃない??」

「ここが僕の特等席さルッスーリア。それとベル、やれるもんならやってみなよ」

「は、破廉恥だ!!」

「ゔお゙ぉい!!お前らうるせぇーぞ!!!」

「スクアーロも十分煩いです」

「はっ!!ボスが来る!!!」

「え、いきなり?なんでわかるんですか??」

「レヴィはボスの微かな足音でも聞き取り、僅かな匂いでも嗅ぎ取る事が可能なんだよ」

「犬かよ」

「犬ねぇ」

「犬だな。つーか、キモいし」



バァン!!



「おい、揃ってるか。カス共」

「モスカがまだ…あ、ボスと一緒だったんですね」

「(シュコー)」

「はっ!!ボス様直々の命令とあれば背くやつなんているわけねぇ…」



ドゴァン



ぶばっ!!

スクアーロの顔面に椅子がぁー!!!

「ほっときなよ。スクアーロが悪いんだから」

「学習能力がないわねぇ」

「ボスを侮辱するような真似をしたからだ!!」

「つーか、色気ねぇーの。ウシシ」

「おい、喜べ。今日は特別にお前らに舞を見せてやる」

「マイ?」

「マイム・マイムのことかしら?」

「違います。というか、マイム・マイムなんて何処で覚えたんですか?」

「ボスが俺のために!!有り難き幸せ!!!」

「へぇ。舞なんて出来るんだ。意外だね」

「曲名は敦盛だ」

「敦盛ですか!!」

「むぅ。貴様、知ってるのか?」

「えぇ、まぁ…嫉妬しないでくださいね」

「そういえば、君は日本人の血が混じってたね」

「うわーボスがよく日本人なんて入れたなー。王子びっくり」

存在否定?

「ぐっ…ぃってなーゔお゙ぉい!!!」

「あら。やっとスクアーロが起きたわ」

「このっ…ちっ!!アツモリでもアツアゲでもなんでもいいからさっさとやりやがれぃ!!」

「厚揚げって………ていうか、話し聞いてたんですね」

「ふん。いいか、よーく見とけよ」



人間五十年

下天のうちをくらぶれば

夢まぼろしの如くなり

ひとたび生をうけ

滅っせぬもののあるべきか


だから任務じゃなくてもできるだけ多く

かっ消せーかっ消せー




「異義あーり!!」

「却下」

発言権なし!?!?

「貴様ァ!!ボスに文句をつけるきか!!!」

「だって、『かっ消せー、かっ消せー』なんて歌詞聞いた事ないんですけど!?」

「バッカじゃないのー。俺達にとってはボスの言葉は絶対なの。王子の言葉もだけどね〜」

「例えば。ボスがカラスは黄色だって言ったら本当は黒だとしても、僕達にとっては黄色になるってことさ」

「すごい例え方だなぁ」

「そうねー。ボスなら天地の理だって変えちゃいそうだわ」

「神様ですか」

神だ!!

「ソーデスネ………いや、いくらボスでも勝手に歌詞を付け加えるのははどうかと思うんですけど」



キュイィィィィィ



「ゔお゙ぉい。今、」

「ゴーラ・モスカの目が、」

「赤く光ったわ」

「王子の見間違え?」

「残念ながら見間違えではないよ」

「え、嘘!?待って、モスカ!!別に私はボスを侮辱したわけじゃないから!!だから、落ち着いてよ!!」

「そうかモスカ。お前も血がたぎるのか」



「モスカに血はありません!!」

「お前は黙ってろ」




「いいぜモスカ、俺が許可する。思う存分………かっ消しな」





(ちょ、圧縮粒子砲は駄目………駄目だってばァァァァァァァァ!!!!!)

(ゔお゙ぉい!!俺達まで巻き込むんじゃねぇー!!!)





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