幼い二人の世界はちっぽけだった。


近所にある小さな公園

通い慣れた小学校

家族がいる家


たまに遠出をしてみたり…




それが全てだった。だからこそあの約束が交わせた。守れると、信じた。



「約束だよ」「うん!!」




だけど、いつかの約束は簡単に違えてしまい、もう二度と会うこともないと思った。



しかし、再び二人の道は交じりあい、運命が動きだそうとしている。



「幼馴染み」


「オレンジ…?」


「誰か呼んだか?」


「どうしてここに…」


「行くぜ!!」


「違うと思います」


「どうしてお前がっ!」


「私のこの手で………!!」






「止め、ろっ!!」

「ありがとう」






守れなかった約束。だけどもう一度会えたんだ。だから今度こそは君との約束を守ってみせる。どんなことがあっても守りぬく…



約束するよ――……






約束






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