DL/逆巻さん家の長女2


「全員そこに正座」

「そこって床じゃねぇか」

「いいから座れ」

「床に座ったら足が痛くなります」

「黙って座れ」

「何々?そういうプレイ?だったらウェルカムだよ!!」

「どうでもいいから早く座れ。三秒以内に座らないと地獄の最下層に落として二度と戻れないようにするぞ」



「「「「「「………」」」」」」



「全員座ったな。それで、どうしてリビングが崩壊してるんだ?私が実家に戻ってる間に何があったのかな?ん?」

「姉上これには深いわけがありまして…」

「深いも何もただの兄弟喧嘩だろう」

「スバル!!お前は黙っていなさい!!」

「いくら激しい兄弟喧嘩をしたからって壁と天井ぶっ飛ばすなんてやりすぎだ。360°どこを向いても星が見えるな。わー綺麗…とで言うと思ってんのかこら」

「………ぐう」

「起きろ愚弟」

(ドカッ)

「いって…何も殴ることないだろう」

「説教の途中で寝るやつがあるか」

「ああ?」

「なんだ、文句があるのか?」

「あ、姉上もシュウも落ち着いてください」

「喧嘩してんじゃねぇよ」

「お前が言うな。喧嘩するなとはいわないが今回は酷すぎる。罰としてお前たちで修理してもらう」

「俺たちで!?ふざけんな、そんなもんやってられるかよ」

「修理なんて出来ません」

「汗をかくのはいやだなー。まぁ、別の行為でならいいけど。んふ」

「三つ子は拒否、他の三人もいやそうだな。なら仕方ない。父さんにこのことを報告する」

「親父に?」

「父さん怒り狂うね。シュウが留年した時みたいにどっかに送られたりしてな。同じ北極じゃつまらないから今度は温かい場所がいいんじゃないか。砂漠のど真ん中に置き去りなんてどう?熱いし喉は渇くしで大変だ。あーでもそれじゃさすがに可哀想か。だったらジャングルにしよう。あそこなら食料は調達出来るはず。いいじゃないか、サバイバル。ワニやらピラニアやらアナコンダやらその他見たこともない生物と命懸けのバトルでもすればいい。あはは………で、どうする?」

「「「「「「修理させていただきます」」」」」」





逆巻さん家の長女はお怒りです





普段はそうでもないけど怒ると恐い長女は誰も逆らえないです。兄弟の中で一番立場が上。そこが叔母ヒロインとは違うところ(笑)

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